ワールドマーケットオブアメリカ | 「異端児、常識を疑う」

ワールドマーケットオブアメリカ

ディズニーランド、ハリウッド映画、マクドナルド。


これは自分が嫌いなものベスト3に入るものたちと言っていい。

全部アメリカ発のものになる。

 

具体的に理由を述べるのはやめておくが、これらはなぜだか感覚的に好きになれない。

 

嫌いな理由はともかく、むしろなぜこうも抵抗なく日本の大衆に広く受け入れられてるのか、受け手側が易々と平気で受け入れ楽しんでるのかが不思議におもう。

 

アメリカという国は、悲しいかな歴史のない国で、日本のように鎌倉時代や平安時代もなければ、中国4千年の歴史もなkれば、中世ヨーロッパのような伝統もない。


ごく簡単に言えば、巧みの業のような受け継がれたものの歴史も浅いし、民族の世代間で受け継がれてきた伝統の歴史も浅い。


ということと関連してるのか、アメリカで製造業は本質的な発展はしたことがない。

 

では何を生業としてるかというと、アメリカの民間企業の収益のおおよそ半分が金融やITサービスといったグローバルなマーケット(市場)を駆け巡る、いわば“錬金術”的なものがアメリカの中心産業になっていることは、広く知られている。

 

もっとわかりやすく言えば、「安く買って、高く売る」、そのマーケットの活路を開拓してゆくという手法がアメリカの錬金術の神髄なのである。
貿易の自由化や多国籍企業の台頭のことである。


経済活動の面では、「グローバリズム」と呼ばれ、儲けいている中心人物は東海岸のニューヨーク辺りにいるエスタブリッシュメントたちである。

 

そして経済活動や産業だけでなく、軍事、外交、政治においてもこのグローバリズムがアメリカの根幹にあり、すなわちそれはアメリカの一極化という理念が根本にある。


金融、情報の一極集中をして、全世界に売りさばいてやろうというアメリカのやり方を世界のスタンダードにしようという理念である。

 

そう考えると日本に輸入されたディズニーもハリウッドの儲けも何もかも所詮、日本の土地で大々的に切り開かれたアメリカンマーケットでの取り引きの材料にすぎず、グローバルマネーに変わっていったといえるかも知れない。


たいしてよくもないアメリカンエンターテイメントが多くの大衆に受け入れられた背景が読み取れるのではないだろうか。

 

ところが2017年、大統領が変わろうとするアメリカの実態はというと、アメリカ国民の9割の所得が減少している。更に5割以上の人々が生活レベルが悪化していて悲惨な状態なのだが、そのことをアメリカのマスコミは意図的に報じてないという。

 

ではグローバルマネーの儲けはどこに流れてるかというと、アメリカの0.1%にあたるエスタブリッシュメントだけに恩恵があるといった現状にある。

 

即ち、アメリカはグローバリズムをやりすぎた結果、今超格差社会を迎えているのである。

そこに「NO」と言った人々が、トランプ氏を大統領に選んだわけである。

 

トランプ大統領は、借金国アメリカの舵取りを商人出身の感覚から、儲かるか儲からないかの観点でものを言っている。

 

グローバリズムの代表的な産物であるTPPについては、「そんなものやめてしまえ」と、「日本の自動車には高い関税を掛けてやれ」と、保護貿易的にものいいになっている。

 

戦争についても「儲からないからやめてしまえ」と。「日本の米軍も駐留してやっているのだから、費用は全額負担しろ、さもなくば撤退したっていいんだぞ」と。

 

つまり、アメリカはアメリカでやるから、日本は日本でまかなうなり、防衛するなりしろと言い換えることができる。

 

これに驚いてるのは日米同盟を堅持する保守派層たちである。
日本の痛いところをつかれたと言ったとこだろうか。

 

資源の乏しい国の弱点、武力を持たない国の弱点である。

 

ディズニーにせよ、ハリウッドにせよ、アメリカンエンターテイメントが身近でなくなる日もそう遠くはないだろうが、「日本の痛いところ」は今後どう対処してゆくのか。

 

世界のパワーバランスの中で日本はと漂流する時代の到来となるのだろうか。