「すいません~~!!ないんです~~~~!!^-^;」




桜ではここ最近この様に言う事態に陥るのも少なくなったが、


以前はひどかった。


特に去年の年末から今年の夏にかけてである。


ことの発端は去年の年末。


腦殘な社長がメニューを一週間の内に一気に60品目増やせとか言うもんだから


メニューが急激に増え、それと同時に使用する食材も増える。


調理場の冷蔵庫や食料貯蔵庫や冷凍庫はいつも食材で溢れかえっている。


当然それ程メニューが増えるもんだから、


一つ一つの料理の詳しい作り方や、仕込みの把握に至るまで完全に掌握できるまでかなりの時間を要した。


そんなことだから、食材があると思ったら無かったり、


あっても期限が過ぎていたりする。


そんなにメニューを増やしたからといって、必ず売れるというわけでもなく、


やはり売れ筋、死に筋というものがあり、売れなければメニューから消すことになる。


だが、そのままにしておけばいいものを、また消した分だけメニューを増やす。


そんなことを続けている間に、バイトの人たちは口を揃えて「メニューを減らしましょう」と言い出すもんだから、


今年の中盤からついに店長が重い腰を上げた。


メニュー削減に踏み切ったのです。


ええ、当初は調理場の冷蔵庫がかなりすっきりしましたよ。


しかし、ここでまた腦殘社長の登場である。


「来週までにメニューを30品目増やすこと。」


かくしてまた桜にはメニューが溢れかえった。


それと同時にまた、


「すいません~~!!今日はそれがないんです~~~~!!>_<;」


という声が増えてきた。


常連のお客さんに至っては


「今日はXXXありますか?」だとか、


「あ、今日も無いんだ。」だとか、


「よっしゃ、今日はあるんだね!」だとかいう声まで聞こえてくる始末。







社長はなぜここまで品数に拘るのであろうか。


品数なら30品目も増やさずとも、既に他店のそれを遥かに超えている。


やはり飲食経験のない人が頭だと駄目だな。


まったく、店長や社員さん、バイトの人達がかわいそうである。