オンエア中も涙、誰かの感想をSNSで読んだだけでも涙 それくらい胸に迫るドラマになっております 芸人の演技が下手で見てられない今シーズンドラマ第三位にでかすぎる声が理由で木梨憲武ランクインっていうドラマ評がネットニュースで流れてたの連続視聴中の私からしたら「浅いな」の一言です (というかこういうサゲ評をマスコミが流すのってなんのためなの このドラマ面白い!っていうのならまだしもサゲポイント連ねるのって誰も幸せにしないロクなことにならんのここ数ヶ月でわかったでしょうが、と思います) とにかく憲武の演技がいい 終わりに向かってゆくフツーの人の演技がとても自然 ここかしこに「ああうちの父ちゃんこんなんだった」が見えるのですが他の人の感想を読んでても「亡くなった母が~」「父が~」「妹が~」って言ってる人の多いこと みんな彼の人の在りし日の姿をマサヒコに重ねて見ている模様 演出担当がシゴデキなのか役者本人なのかわからないけど終末期の人の様子をすごくよく観察していてそれを再現してると思った 相棒だった通勤自転車を乗り切れなくてとうとう観念するところ、食後吐血するところ、娘に体をさすってもらうところ、美味しそうと思って食事に挑んでもそれでもほんの少ししか口にできないところ この辺は思い出して泣いた お世話になった会社のみんなで退社式も泣いた うちの父は自営業の一匹狼だったからドラマのような形でそれまでの仕事を誰か他人から褒められる讃えられるという機会がなかったのは寂しいことだったかもしれない 取引先には愛されてはいたけどそれも死んだ後での話(父の収まった骨壷にむけてだいぶポエムな追悼文読みあげにきた社長さんはいた) 生きてるうちに誰かからちゃんと伝えてもらったことはあったのかなーなんかしてあげられたのかなーと泣けた マサヒコの最後の勇姿はヒトミがスチル写真におさめてたけど動画でも撮ってあげたら良かったね グラッチェ椎名のええ仕事っぷり動画は後輩販売員の今後のお手本になったかもしれない 前半戦終わり際マサヒコが咳き込んでバックヤードに引き上げるときなんで誰も着いてやらないんだと思った あと退社後会社から色々大荷物持ち帰るシーンも倒れたらどうするんだあぶないからタクシー乗って帰れ、などと思いながら見てた 現実といろいろ混乱しすぎである そういえば死ぬまでにやりたいこと「英語をマスターする」にはなんの意味があるんだろう そのうちわかるよ、とマサヒコは言ってたけど楽しみにしてしまう…というのは不謹慎なのかな なんか死んだ後につながるようなネタな気がしないでもないし