8月12日の「月曜から夜ふかし」枠で放送されてた「教師役の陣内孝則が推定家賃70万の一軒家でひとり暮らしをしていた時代…とマツコ」を見た訳だが、すっごい面白かったなー。去年やってた「かたせ梨乃が進駐軍の前で踊り狂った時代…とマツコ」もかなーり凄くて、テレビカメラを飛田新地の中に入れるとか結構ぶっ飛んでたが、今回も凄かったなー。なんせ今回取り上げるテーマが「バブルで浮かれる人々」。もうね。世代的に話題ドンピシャっていうかね、もうね琴線ポロロンポロロンだよね。
しょってからあべ静江のあの会見を流し、バブル期のジャパンマネーの脅威を箇条書きし、当時の就活の狂乱ぶりを報じ、観光業界や他業界も絡んで全力で盛り上げたスキーブームに触れ、大学生の浮かれっぷりを晒し、高騰するゴルフ場会員権や不動産を紹介し、トレンディドラマの浮世離れした設定を笑い、その他諸々バブルの話題満載の1時間。最高に面白かったし、笑い転げたなー。
「バブル経済」「バブル世代」「バブル崩壊」などといろんな形でよく語られる「バブル景気」だが、開始時期も崩壊時期も割と曖昧、一応景気動向指数上で言われている期間があり、それによると91年2月には終わったことになってるが、91年って割とまだまだ絶賛バブル続行中って感じあったよね。株価は下がったけど一時的なもので、大丈夫大丈夫もう一勝負行けるわ!的な。なんでここでは割とゆるい範囲での「バブル時代」に触れることになります。だから「えっ?もうその頃はバブル終わってるよ?」的ツッコミは控えて頂けるとありがたい。
特別付録・バブル近辺の日経平均
まーなんか凄い時期だったよね。バブル当時は私は中高生だった(※番組出演者で言うと、マツコ・土田より学年1つ下で、友近と学年タメ)もんだからあの華やかな世界がそれ以前に比べて独特&異常な発展だってのは全然知らないままテレビから流れてくる情報を「それが普通で、アメリカの有名なビルや映画会社を買う日本のお金ってのは偉大で、それが当面続く」みたいに思っててむっちゃ浮かれてたなー。今振り返ってみるととんでもない話だし、そんな緩い世界な訳ないんだけど。まぁあとウチに関して言えばバブルの頃はすでに父親が病気で他界して母子家庭になってたので、バブルだからってそんな裕福な生活してた訳じゃないし、以前どこかで触れたけど高校時代には同級生に「清貧とはお前のためにある言葉だ!」って言われてたくらいの生活してましたね。わははw
そんな訳でブランド物とかは個人的に興味なかったけど、高1の時にやたらMICHIKO LONDONが流行って、小遣いなりバイト代なりでMICHIKO LONDONの小物を買って津山線の通学電車内で自慢するってのがちらほらいたなぁ…(都会出身&都会在住の人からしたら「田舎の気動車の中で真っ黒な学生服着て何をブランド小物自慢とかしてんだ?」とか言われそうな光景かもなぁ…)。あと番組内で紹介されてたけどJUNの生卵とかすげーのがあったのな…。すげぇなバブル経済。あの頃のバラエティ番組って良くも悪くも凄かったもんなぁ。成金が家でメシ喰ってんだけど、御飯茶碗にご飯をよそってその上に金箔を味付け海苔みたいに置いて一緒に喰うサマを紹介してたり(※ていうかアレ美味いのか?味としては実質ごはんだけやろって思うんだけどね)、あと2時間くらいのバラエティ特番の5分くらいのワンコーナーで素人のカップルを登場させて、彼氏(素人)が彼女(素人)に指輪を見せながらプロポーズして、彼女がOKを出したので、パシコンパシコン花火を打ち上げて、人気女性MCが「はい、おめでとうございました。さて、続いてのコーナーは…」ってな感じで結構なお金かけつつサクサク進行してたり。(※出てくるカップルが本当に素人かどうかについては今となっては検証不可なので触れない方向で。)
そういやスキーブームや映画「私をスキーに連れてって」にも触れていたので、なんだか懐かしくなったので、何年か前にBSPでやってた「私をスキーに連れてって」をブルーレイに焼いたのを久しぶりに見てみたけど、本当にtheバブルど真ん中感あるよね…。画面といい、出てくる車(※当時人気だった2ドアクーペのトヨタ・セリカ)といい、ドライブシーンの背景に出てくる街中のシーンといい、スキーシーンといい、そこに流れるユーミンの楽曲といい、もう懐かしさがマジ凄い。あと当時のスキーブームを牽引したヒット映画だけに普通に面白い。NHKのBSPでたまに放送してるので、NHKのBSシネマのページは要チェック。月一チェックしてればそれ以外にも結構いいのを拾えたりもするので結構オススメ。9月10月には「私をスキーに連れてって」は放送しないっぽいけど、11月以降の寒い時期になれば流すかもね…。
https://www.nhk.or.jp/bscinema/calendar.html?now
NHK・BSシネマ
昭和62年かー。俺リアル中2だったわw
マネする当時の若者も多かったんだろうな。
ディスプレイの横にフロッピードライブがある懐かしいPC。
せっかくのセリカがボコボコになってる理由はいつか映画を見てほしいw
この「私をスキーに連れてって」も起爆剤の1つとなったバブル期と重なったスキーブームは凄かったよね。番組内でもやってたけど、リフト3時間待ちとか。まぁみんな好きで行ってて、ブームやトレンドや同調性の中でみんなで楽しんでた中での3時間待ちもそれは楽しかったのだろうが、今見るとすげぇな、あの駐車場の車の並び様とかリフト待ちの並び様とか。まぁスキーに行くってこと自体がカッコイイ的な雰囲気もあったしなぁ。まぁ個人的には「私をスキーに連れてって」を見てもスキーに行きたいは思わんけどね。当時も今も。スキーに限らずアウトドア全般無理。あと寒い所も無理。
もうね、なんかね。バブル世代の若者の浮かれっぷりが本当に凄い。あの世代に生まれて、お金も潤沢ならあれに混ざりたかったわ(※スキーはやりたかないけどねw)。後々から考えるとほんの数年限定の上昇気流の中で踊り狂った世界だったけど、あの浮かれた世の中で冷めた目で上昇気流の更に上からその状況に冷や水ぶっかける側か、上昇気流の中で「若いんだし一緒に踊り狂おうぜ!」って混ざる側か、どっちが楽しいかって言ったら後者だよね。(※それは10代後半や20代での話であり、国や自治体や銀行のお偉いさんにはしっかりしてもらわなきゃならんのだが。)
それにしても、「私をスキーに連れてって(1987年)」では乙女っぽい演技をしていた原田知世が、「半分、青い。(2018年)」ではちょうどその頃(1990年あたり)自分の子供(萩尾律)が東京の大学に進学した際に、近くに鈴愛を配置して東京で全力で遊ぶ気満タンだった律に歯止めをかけて「あんたの行動はお見通しだからねー」って感じで笑うシーンを見た際には、経験を積んだ原田知世が芳山和子(※時をかける少女【1983年】)のようにタイムスリップしてバブル期に騒ぐ自分の子供に布石を打つ、といういろんな物をごった煮にしたえもいわれぬ感じになったりしたっけ。
あと、マツコのバブル番組の中でバブル期の企業の囲い込み・青田買い・4Sにも触れていたので、映画「就職戦線異状なし」も何年か前に放送してたのをブルーレイに焼いてるので、久しぶりに引っ張り出して見てみましたよ。
平成3年は私は高校3年でしたね…。
オープニングのこの画面からして懐かしい…。
マツコのバブル検証番組で「河田町」呼ばわりだった所。
仙道敦子(左)と羽田美智子(右)
「ひよっこ」の寮長さんと「なつぞら」の雪次郎のお母さん
いやー。凄いわー。いい大人が学生に対してヘコヘコして接待して囲い込んでの就職市場。尚、この映画が公開された1991年はバブル崩壊後でこの映画のwikiには『「空前の売り手市場」と言われた時期の新卒大学生を描いているが、本作の公開時点では既にバブル景気は崩壊していた。現実の世界においては前年比で求人数が大幅に下落しており、同年(1991年度)の新卒の就職戦線は、この映画の中のような状況とは大幅に掛け離れたものであった。』なんて大幅に大幅にと1991年は映画のような状況とは違うことを強調しているが、そこまで乖離したものじゃなかったんじゃないかなー。てか1991年って私は高3で就職活動してたんだけど、9月に某地方カーディーラーの入社試験を違う高校の2人と一緒に受けたんだけど、筆記と面接が終わってさぁ帰るって段になって総務部長から「それでは入社試験を終了します。それでこれは一応交通費ってことで…。まぁ他の会社もやってることなんで安心して受け取って…ね。」ってなこと言われて私を含む3人に真っ白なポチ袋もらったんだけど、受け取った瞬間「重さからいって千円札1枚かなー。まぁいいこづかいになったわー。」てか思ってたんだけど、会社を出てバスに乗ってバスの中で3人一斉にポチ袋開けてみてビックリ。全員のポチ袋に入っていたのは5千円札1枚だった。「私はパシフィックオーシャンを架けるブリッヂになりたい」という名言を残された天下のINAZOの肖像画付きだよ。田舎のヤンキー底辺高校の卒業見込みのヤツが入社試験を受けに行っただけで交通費名目で5千円くれたのが1991年9月ってことを考えるとwikiで書いてるように「そこまで大幅に」掛け離れたものじゃないんじゃないかなーって思ってる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E5%8D%83%E5%86%86%E7%B4%99%E5%B9%A3
天下のINAZOについてはここのD号券参照
俺も仙道敦子に「私がアンタの頼みごとを断ったことあるー?」って言われたい人生だった…。
あーそうそう、今回のブログタイトルである「スキー場でヘタな奴って牧場の魚よ!」は映画「私をスキーに連れてって」でのセリフから拝借しました。この説明を読む前にそれに気付いたあなたは立派なオッサンか立派なオバハンのどちらかです。おめでとうございます。それにしても「牧場の魚」って言いたいことはわかるけど、物の例えとしてはなんか変な違和感わかない?
あとDCブランドも凄かったよねー。まぁ私は貧乏だったし、そもそも私自身がブランド物に興味がないので私がそういうのを身に着ける機会こそなかったが、テレビとかドラマとか見てるとそういうの多かったよね。あと青年誌の漫画とかによく出てた。高校生当時はヤンサンをよく読んでたのだが、日常系若者向け漫画とかによく出てきたし、原秀則の「冬物語」でもちょいちょいブランド名が出て来てたな。尚「冬物語」は大好きで全7巻は過去に持ってました。まぁ金銭苦の際に売ってしまった訳だが…。当時のヤンサンだと他には「ママ」「太郎」「ANGEL」「1ポンドの福音」「厳格に訊け!」「ちくろ幼稚園」「傷だらけの天使たち」とか好きだったなー。
あとトレンディドラマも見てたなー。かなーり前のブロマガにも書いたが、トレンディドラマに出てくるような都会の生活に憧れて東京に住みたいなーって思ってた田舎の高校生の1人でした。バカな高校生だったから、東京行ったらあんな生活できんじゃね?給金高いっていうし!くらいの甘い幻想を持ってました。まぁ長男だったし、その他諸々の事情で結局は岡山に居続けることになったし、コミケ等で年0~2回東京に行くようになってしばらく経って思ったのは「東京はたまに行くからいい所なんだろうなー」って思うようになったし、さすがに今東京に引っ越したからって、それはそれで地味な生活しかできないよってのもわかってるから、今じゃ東京移住願望はほぼ0%ですが。
それとトレンディドラマもそうだけど、中高生の頃って「毎度おさわがせします」や「夏・体験物語」は毎週わくわくしながら見てたよね。(※もちろん母親の「なんでアンタこんないやらしい番組見てるの!部屋に戻って勉強しろ勉強!!」っていう妨害との戦いも普通に起きてたなw)ただ、「毎度おさわがせします」は第1シーズンと第2シーズンは純粋に面白がってたけど、第3シーズンで配役がガラッと変わってしまったのが残念。木村一八と中山美穂とのやりとりが良かったのに。もう第3シーズンってどんな感じだったかあんま覚えてないなぁ。一応見るのは見てたけどね。またパート1から通してBS-TBSで再放送してくんないかな?テロリロリン♪(※謎の効果音)
あと、「毎度おさわがせします」の木村一八のお姉さん役で出てた堀江しのぶのナイスバディを見て色々ときめいていたものだが、あの人は若すぎる内に他界されたよなぁ…。残念じゃ。
「夏・体験物語」も見てましたね。あれも中々過激やった。てかあのドラマの先生役で出てる吉幾三ってこれ絶対楽しみながら仕事してただろ!ええなぁ!って思ってたんだけど、実際はそうでもなかったらしいね。本人は苦い経験しかないのだとか。いろいろあるもんだ…。あと、第2シーズンってことあるごとに「真ぁーっ赤なパンプスの、かかとぉ、半分だぁけ~♪」っていうのが流れてきてたな。あれは正直うっとうしかった。てかマジでウザかった。もう本当にあのフレーズだけが頻繁にかかるんだもん。で、そういやあの曲のタイトルって何だっけ?って思ってさっきの歌詞の部分で検索したら「お前にハート・ビート」とかいう前歯5~6本くらい浮いてどっか行ってしまいそうなタイトルだった。
http://j-lyric.net/artist/a04ae12/l0062be.html
お前にハート・ビートの歌詞
そういや、番組内で「バブル女子の浮かれっぷり」なんて表現があったけど、あれは今では港区女子が受け継いでる感あるよね。港区女子の中にはフリーライターが情報収集の為にやってるって人もいるらしいが、バブルの頃の勢いそのままで世代が1周りした感あるよね。ジュリアナのVIPがタワマン上層階の部屋のVIPルームにかわっただけで。
それはそうと、書き始めて約1か月経っちゃったな。まぁ原因は忙しかったり、体力が無かったりとかそのへんです。
まぁ、今回はこんな感じで。(-_-)ノ
おまけ。番組内でボロクソ扱われたKATSUMIさんの反応w










