出来の良い息子「散髪は嫌やねん」 | ウルトラのちち=Bar Socket 店長

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Bar Socket 店長の日記

2012/4/3

暖かかった昨日の午後、
嫁が息子に言いました。
「だいぶ髪が伸びてきたから、そろそろ切ろうか?」と嫁。
「うんええよ、分かった。」と息子。
これはウチの日常で、嫁が息子の髪を切っています。

その会話を聞いて私も言いました。
「コウちゃん、そろそろ美容室で切ってもらうか?」
「えっ?うん・・・、いいよ。行ってみるわ。」と息子。

あれは、今から8年前、

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3才になる前の小さなコウちゃんが耳の手術を受けました。
耳の中耳の部分に腫瘍が出来る病気、
「真珠腫」という病名でした。結局一回の手術では
完治せずに、一年後にもう一回受けました。

その当時、それはそれは心配した私達でしたが、
時とともに少しずつ忘れる事が出来ました。
でも、息子はそうではなかった。

手術前に右耳の後を無理やりカミソリで
剃られた事が相当に心に残ったようで、
手術以降母親以外に髪を切らせませんでした。

息子も10才になり、春からは5年生。
私はそろそろかな、という想いがあり、
息子に言ったんです。
「コウちゃん、そろそろ美容室で切ってもらうか?」
ちょっと躊躇しながらも、了解した息子。

二人で美容室に行きました。
自転車で向かう途中色々と質問攻め。
「何分ぐらいかかるの?」
「あ~、D S 持ってきたら良かった。」
「何かしゃべるの?」やっぱり不安そうです。

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私は「大丈夫。お父さん見てるから。」
「きっと何年生?とか聞かれるから」
「フンフンって言っとけば大丈夫。」と励ます。

大体のイメージを私が伝え、いよいよ始まりました。
緊張がこちらまで伝わります。でも始まってしまえば
以外にスムーズに進み、あっという間に終了。
お姉さんにペコリと頭を下げ、ホッとした笑顔。
大丈夫やん!!

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お店を出て息子に聞きました。
「何年生?って聞かれたやろ?」息子は
「いや、ワックス付けますか?って聞かれた。」
「え?それだけ・・・・?あっ、あ、そう・・・・・・。」

ワックスを付けてもらった息子がまた大きくなりました。

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