PFIは本当に国民のためになるのか? | あんぷり亭の常連

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なんか安倍政権はPFIという制度を積極的に推進していく模様です。

PFIとは、プライベート・ファンド・イニシアティブの略とのことです。
民間資金の活用と呪文のように繰り返しておりますが、よくわかりません。

さて、このPFIが参議院の内閣委員会にて取り上げられておりましたので、参考に資料を貼っておきます。

議事録 動画

簡単に説明しますと、今まで公共事業としてやってきたものを、民営化することによって、民間の経営ノウハウを使い、より低コストかつ便利になりますよ。だから、このPFIっていう制度をどんどん推し進めていきましょうよ。というのが趣旨なようですが、果たしてこれそんなに簡単にいくんでしょうか。

公共事業って、基本的にはインフラですよね。儲けはでないけれども、あったほうが便利になるような橋とか道路とか。だから、そこらへんの調整は税金でやりましょうということだったはずです。もし高速道路を民間がつくって、儲かるのでしたら、最初から民間が参入するわけですから。もちろん、土地とかの収用とか大変だったりはしますが。

この見方で抜けてるのが、公共事業っていうのはがある種の再分配だっていう視点じゃないでしょうか。

納税額の多寡にかかわらず、市町村民や住民が利益を享受できるのが、インフラとか公共事業のいい点ですので。

もちろん、官主導だと無駄遣いがあるっていうのは理屈としてはわかるし、その通りなんだろうけど、あまりにその点を強調しすぎて、失われるものから目を背けては冷静な議論はできないではないでしょうか。