これから製造業を占うシリーズと称しまして、これからの日本の製造業がどうなっていくのかを考察していきたいと思います。
やっと、失われた10年を取り戻すべくアベノミクスが始動したわけで、日銀総裁人事もほどほどには順調にいきそうです。
金融緩和・財政政策・成長戦略の3本の矢でなんとかしてこのデフレを退治してほしいものです。
さて、このアベノミクスが成功して、インフレになった暁には日本経済はどんな姿をしているのか?
それをこのシリーズで、データをもとに占ってみようという趣旨です。
製造業に絞って取り上げたのは、私自身が生産設備系の営業として活動しておりますので、ある程度得意な分野に絞ったという部分もありますが、製造業はいままでずっと冬の時代でした。
いわく単純労働は海外生産にシフトするやら、いわく製造業に力をいれていてはIT,金融などの知識集約型産業が発達せず、外国から食い物にされるやら。
そんなことは絶対にあるはずない!!
製造業ほど、知識と熟練が必要とされるものはないし、コモディティ化することも難しいし、チームワークも必要だし、改善活動の推進をする高い労働倫理も必要です。
これって、かなり難しいですよ。
確かに今までは、安い賃金によって、海外生産に押されてきました。
しかし、アベノミクスが成功すれば、国内でどんどんお金をまわるようになる(そうじゅないとインフレにならないから)。
この時にはじめて、いままで頭を押さえつけられていた製造業が本領を発揮してくれるはず。
その道筋を、ここに記したいと思います。