Ⅰ.分類
1.誤認類型
優良誤認
2.表示媒体
紙媒体
ウェブ
3.業界
フィルム・シェード
Ⅱ.違反行為者
(1)翠光トップライン
(2)ジェイトップライン
Ⅲ.対象商品
Ⅳ.表示媒体
Ⅴ.表示期間
(1)平成16年頃から
(表示媒体ごとに表示期間は異なる。)
(2)平成23年4月1日から
(表示媒体ごとに表示期間は異なる。)
Ⅵ.表示内容
1.内容と実際
内容(1)
例えば、平成24年11月26日から平成25年9月12日までの間、自社ウエブサイトにおいて、次のように記載することにより、あたかも、対象商品を使用すれば、夏季においては対象商品が窓ガラスから入る熱を40パーセントないし50パーセント削減し、冬季においては対象商品がガラスから逃げる熱を20パーセントないし30パーセント削減し、冷暖房効率を最大40パーセント向上するとともに冷暖房費が10パーセント低下するかのように示す表示をしていた。
〇夏の遮熱で 冷房費 10%ダウン 室内に入る熱をカット
〇冬の断熱で 暖房費 10%ダウン 室内から入る熱を逃がさない
〇1.夏涼しく、冬暖かい 冷暖房効率は最大40%アップします。
〇■断熱・遮熱フィルムとしての高い効果 放射熱を40%カット! 夏涼しく・冬暖かい部屋を作るから冷暖房効率が30~40%アップします!
〇夏は、外からの太陽熱の侵入をいかに防ぐかが重要です。シーグフィルムを室内側に貼ることで、窓ガラスが室外側から吸収した熱の室内への放射を大幅に抑えます。シーグフィルムを貼った窓の放射熱量はなんと通常の窓ガラスの18分の1。熱のほとんどは室外側に放射され、窓ガラスから入る熱が40~50%削減されます。
室内が熱くならないから、冷暖房効率が大幅にアップします!
〇冬は、外気の影響よりも室内の暖かい空気を外に逃がさないようにすることが大切です。シーリングフィルムを室内側に貼ることで、特殊コート層が室内の熱の損失を抑制。窓ガラスから逃げる熱の量が20~30%ダウンし、これまでのフィルム製品では難しかった冬の断熱や防寒が実現します。室内が冷えないから、暖房効率が大幅にアップします!
実際(2)
例えば、平成23年4月1日から平成26年4月までの間、自社ウエブサイトにおいて、次のように記載することにより、あたかも、対象商品を使用すれば、夏季において対象商品が窓ガラスから入る熱を20パーセントないし40パーセント軽減し、冬季においては対象商品が窓ガラスから逃げる熱を20パーセントないし40パーセント向上させるとともに、一般家庭における光熱費を約20パーセントないし30パーセント節約できる
かのように示す表示をしていた。
〇シーグを貼付すると、室温が2~6℃変化します。 設定温度を2℃変えるだけで空調費は一般オフィスで約25~35%削減できます。一般家庭でも光熱費を約20~30%節約できます。
〇シーグは空調機の稼働を軽減し、省エネルギーに直接貢献します(夏冬とも20~40%抑制)。
〇夏 窓ガラスから入る熱を20~40%軽減し、冷房効率を向上させます。冬 窓ガラスから逃げる熱を20~30%削減し、暖房効率を向上させます。
〇フィルム表面の透明なコート層が室内の断熱を行うことによって冷暖房効率が30~40%アップします。
2.実際
前記の表示について、当庁は、景品表示法第4条第2項の規定に基づき、翠光トップライン及びジェイトップラインに対し、当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めたところ、翠光トップライン及びジェイトップラインから資料が提出された。しかし、当該資料は当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものとは認められなかった。
Ⅶ.薬事法ドットコムからのコメント
実験と広告表現がミスマッチであった可能性がある。