不登校は学校のシステムエラー、引きこもりは、、、 | 主婦ママ♡メンタルケア・ほっと(主婦にも人権はある)

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10年間看護師としての経験を持つ。H27.7から子育て心理カウンセラーとして活動し始め、その後ママ向けの心理講座も始める。H31.4通信大学にて心理学科編入学R3.3卒業。認定心理士となる。R5ブリーフセラピー養成講座修了

先日、岩手県北上市で「不登校ひきこもりの話を明るい所で」をキャッチフレーズにした生きづらさを抱えた人たちの居場所「ワラタネスクエア」を開いて活動している後藤誠子さんの講演会に行ってきました。


後藤さんの次男さんが高校1年の夏休みから不登校になり、引きこもりになり、現在は次男さんも一緒に「ワラタネスクエア」で活動しているそうで、


不登校から現在までのお話しを赤裸々にお話しして下さいました。


内容は、とてもとても濃くて、、、


ドラマになるくらい、迫力あるお話しでした。


私は後藤さんの話しから、息子さんの辛さが伝わってきて、


聞いている私が辛いくらいでした。


涙が出そうになるくらいです。


後藤さんを攻めそうになるくらい自分のダメさを伝えていて、、、、


今、思えば、後藤さんは、自分のダメな所ばかり伝えていましたが、


本当はね、息子さんのために必死に頑張っていた人だと思っています。


自分がおかしくなっても、それでも親として必死だったと、、、、


今は、後藤さんに「これ以上責めないで欲しい」と伝えたい気持ちでいます。





後藤さんは、息子さんに対して、どう接したら良いのか?本を読んでも、集まってお話しする場に参加しても、


「なかなか腑に落とせなかった」


と言っていました。


そうなんですよね。


当時の息子さんと接するには、自分の今までの概念を壊してフラットにならなきゃならない場面だと思うし、


後藤さん自身の捉え方やものの見方も、たぶん特徴があって、


腑に落とすって、言葉では簡単なんですが、ものすごーーーく大変だったと思います。


「学校へ登校することが当たり前」

「登校しないと人生終わる」


と思っていると、なおさらなんです、、、


(親が登校させようとする事がダメとかでは無く、人それぞれ考えがあり、それを根本から修正するって大変なんです)


何処かに相談したら「親が原因だ」と言われるから社会とも繋がりたくなかったようで、


はじめは、1人で抱えていたんだと思います、、、


母子家庭で仕事しながら、どんな気持ちだったのか?


想像すると、後藤さんも、とてもとても辛かったと思います。


明るく話ししていましたが、時には涙を流しながら、お話しされていました。


その後藤さんの講演会の後に質問会があって、質問からの答えが印象的だったので書いてみます。


「不登校は学校のシステムエラー」

「引きこもりは社会のシステムエラー」


そう伝えていました。


私はこの2年近く学校の先生と、きっと他のお母さんより話しをしてきました。


その中で感じでいるのは、先生自身の不登校に対しての学びは少ない印象があります。


全員の先生ではないと思いますが、


少なくても半分以上はきっと知らずにいると思っています。(私の印象ですからね)


そして教育委員会、ここの人たちも、知っているようで知らないひとが多いと思っています。


そういう人たちの集まりなので、不登校の子供たちが守られて、少しでも過ごしやすくなるシステムを作れるはずも無く、、、


「学校のシステムエラー」は納得する言葉でした。





でも、今は「学校も社会のシステムエラー」かな?とも思いますね。


というのは、不登校に対する理解が乏しい社会という印象が私自身にあるからです。


学校ってね、学校や教育委員会だけで造る所じゃないんですよ。


子供や保護者、地域の人も巻き込んでの学校造りだと私は思っているので、


「不登校も引きこもりも社会のシステムエラー」


が合うのかな?と思っています。


ウチの娘も引っ越し後転校した小学4年の2月末から登校出来なくなり(現在小学6年)その後転校して、少し登校できるようになりましたが、


今は学校と離れて生活し、とても元気です。


入学しようとしている中学の体験入学を参加出来る時に参加して、


少しずつ少しずつ、娘らしさがでてきています。


やっぱりイヤな所とは一度は離れなきゃダメだなぁと思いました。


夫を説得するのも大変だったし、学校とのやり取りもストレスになってハゲそうという私自身の気持ちもあり、


もともと転校したい娘の希望があったのに許可が降りず、ようやく許可してもらい(その時は娘には元気無くなっていました)


登校出来なくなった学校から離れました。

(「僕、女の子の事よくわからない」と言いながら、「私たちは悪くありません」という教員にウンザリでした、、、)


今は学校と離れているけど、転校してから運動会や修学旅行に参加したので、転校して良かったと思っています。


転校もひとつの手段だと思っています。


最後に後藤さんのお話しをYouTubeに上げてあったので、貼っておきます。


YouTubeは最後まで見ていないのですが、たぶん私が聞いたお話しと同じ内容だと思うので、


お時間ある時に見てもらえたらと、思っています。






確かに、不登校は親が原因は当たっている部分はあるのかな?と思う時があります。


だって、学校の教育方針とウチの教育方針が違うからです。


今では家族で、娘の学校とは全く分かり合えないというスタンスになっていますね💦💦


学校と合わなくなった自分がいる事に驚くくらいです😅💦


なので、登校する事が正しいとか、当たり前なんて無くて、


「その子に合った場を探す」


というスタンスが大切だと思っています。


ただ、、、


うちの娘は、きっとまだ登校を諦めていない感じがするので、無理に引き離すのもどうかな?と思うので、


娘に合う学校を探して、無理せず学校生活を楽しんでもらえたら、と思っています。


親の出来る事は、なるべくその子が希望する場を見つけて経験させる事だと思っています。


失敗なんて当たり前です。


発達途中なので、言葉で表現するのが大人のようにならず、状況が分かりづらいなんて当たり前な状況なので。


発達途中の子供に無理なく経験してもらいながら、ゆっくりゆっくり試行錯誤し進む事が大切だと思っています。