いまは もうあき~
だれも~ いないうみ~


暑さ寒さも彼岸まで。


秋分の日を迎えて、いよいよ秋を肌で実感できる頃となりましたが、皆様お変わりございませんか・・・



な~んて、ラジオ番組「にっぽんのメロディー」 の定番の名フレーズの後に続く中西龍さんのお言葉風にこの記事を始めてみましたが、やっぱり足元にも及びませんでした(汗


さて季節はこれから秋が深まろうとしているこの頃ですが、今回は素敵な夏を迎えようとする頃の曲。


季節感のない記事題材の選択でごめんなさい (汗


どうか大目目に見て下さいね。


船 富士山 船


詩を眺めての想像。


主人公の「私」。学生さんでしょうか?


夏休みが始まった頃に、部活動とかサークルの合宿あるいは懇親の旅行で訪れた湖水のほとり。


”ボートにでも乗ろうか?”


なんて、男女ペアで漕ぎ出して。


二人きりの世界。


思いがけない告白。


とまどい。


波もさわぐ 心ゆれる二人のボート・・・


そして、ときめき。


二人の夏がはじまる 二人の愛がはじまる・・・


”水色のときめき”


その水色は。


”透き通った清らかな” 水の色。


あるいは、


”透き通ったさわやかな” 空の色。


船 富士山 船


ザ・リリーズ。


永らく「好きよキャプテン」がデビュー曲だと勘違いしていたけれど、この「水色のときめき」がデビュー曲だったことを知りました。


1975年6月発売の曲。


作詞:松本隆さん、作曲:森田公一さん。


初期のリリーズの楽曲は、このお二人の先生のコンビなんですね。


船 富士山 船


この曲の「私」。


突然の告白に戸惑いながらも、これからはじまろうとする「二人の夏」に大きく胸を高鳴らせていくのですが、曲調は幸福感を表現しつつもどこか抑制した印象。


”「詩先」なのか「曲先」なのか”という難しいお話はしません(というかできません・・・苦笑)が、それは「私」の「ときめき」が「水色」だから?


「水色」に感じられる「理知的」なイメージ。


これが「バラ色のときめき」だったら、もっと熱を帯びた曲になったんでしょうね。


あるいはもっと熱を帯びた曲だったら、詩の内容もタイトルも全然違うものだった、ということでしょうか。


船 富士山 船


ところでこの曲の「私」ではなくて、この記事を投稿している「私」ですが。


この夏に「ときめき」はあったのかな?


ええ、もちろん、ありましたとも☆ (こちら ・・・笑)


耳試聴はこちら でできそうですよ。


◆みずいろ