新緑の季節・・・と呼ぶには少しタイミングが遅くなってしまっているようですが、ここはどうか大目に見て下さいね。
街路樹に若葉が萌えてくる頃、街に吹き渡る風にも「みどり」の匂いがしているようで、すがすがしい気分になってきます。
同じ頃、車窓からは山の樹木の中にひときわ若々しい淡い緑の葉をつけた樹が見られますね。
朝の慌しい通勤の中で気持ちがふわっと柔らくなるひと時。
そんな新緑の季節の頃の歌。
♪若葉が町に急に萌えだした
♪ある日私が知らないうちに・・・
天地真理さんの「若葉のささやき」。
1973年3月発売の曲。
作詞:山上路夫さん、作曲:森田公一さん。
売り上げは48万枚を超える大ヒット。
若葉の季節になりつつあるのを、「あなた」のことが胸いっぱいで気がつかなかった。
まあ、まあ、まあ・・・。
季節の移ろいに気がつかないほど「あなた」に夢中になれるなんて。
若いって、いいですね。
私の場合はかなり寂しい事情で季節の移ろいに気がつかない、ってところですね。
学生の頃までは季節の移ろいの中に見られるちょっとした変化を感じ取って楽しんでいたんです。
でも、奉行所に入った頃から忙しくて、気がついたら1年経っていた、なんてことも多いですね。
その積み重ねで○○年経っていた(((( ;°Д°))))
ああ、**の花を今年は見られなかった、一番の見ごろの紅葉を今年は見過ごした・・・。
朝早く家を出て、奉行所の中で多くの時を過ごして、帰る頃には真っ暗。
余程意識していないと季節の移ろいが感じられない、そんな毎日ってなんとも寂しい。
そこで最近は”季節の移ろいセンサー”を気持ちの中に設置して、ちょっとした季節の変化を感じ取っています。
ささやかなことですが、随分楽しいです。
♪愛はよろこび それとも涙
この問いには軽々にはコメントできそうにないのですが、
「喜びも悲しみも幾歳月」
って映画やドラマがありましたね。
これがヒントでしょうか。
♪悲しい夢にもしも終ろうと
♪若さをかけて愛してゆくの・・・
(ふたたび)若いって、いいですね( ´艸`)
世の中、経験が多いほうが概していいようですが、辛い目にあったりするとなかなか次のステージに進めない、そんなところがありそうです。
結果なんか気にしない、若さをかけて・・・。
こういう気持ちはどこかにいつも持っていたい、
そんな風に思うのも・・・。
(みたび)若いって、いいですね( ´艸`)
もう時効だから申しますが、リアルタイムでは天地真理さんに対して少々苦手に思っていました。
真理さんの歌声が鼻にかかっていたのが気になっていたのですね。
聴いている私の方まで鼻がつまるような錯覚におそわれていたんです。
天地真理さんのことを「ハナヅマリ」とか大変失礼な呼び方をしていました。
ところが、1980年代もそろそろ終わりという頃にたまたま手にした天地真理さんのベストCD。
聴いてみたら、びっくりするほど素晴らしい。
多くの作曲を手がけているのが、贔屓にしている森田公一さんだということもあるのでしょうが、お子さまの頃には気づかなかった良さをようやく感じられるようになっていました。
鼻にかかった歌声は一緒ですが、そんなの全然気にならなくなっていたし、かえって魅力の一つのように思えるようになっていましたね。
お子さまの頃に真理さんに対して理不尽に抱いていた気持ち、本当に申し訳なかったと、直接お会いしてお詫びしたいくらいです。
試聴はこちら
でできそうですよ。
このシリーズはあと2曲。
では、バッハッハーイ!