♪紺の制服に身をつつみ
♪髪は短く切りそろえ
♪黒いかばんをぶらさげた
♪私は普通の女学生・・・
前回記事にした岡田奈々さんの「女学生」 と同じタイトルの曲。
こちらはいろんな意味で(笑)
歌謡界にさ~んぜんと輝く
前世紀、いや今世紀も最大の「O型(オーガタ)」泡沫タレントつボイノリオさんの曲。
1976年2月発売のつボイノリオさんのファーストアルバム「ジョーズ ヘタ」のA面3曲目として収められている曲。
作詞・作曲:つボイノリオさん。
自称「普通の女学生」がその日常を淡々と語る曲。
ただし最後のフレーズ
♪何かが起こりそうで起こらない
♪私は普通の女学生
からは、この淡々と流れていく毎日に対するやりきれなさを私は感じるのでございます。
この点では
西崎みどりさんの「さざなみ」
や
川田ともこさんの「あかね雲」
で
歌われているテーマに通じているのではないか、そう思うのでございます。
この「女学生」ではそれが淡々と歌われていて、うっかり見過ごしてしまいそうになるのですが、
そこがまた「大先生」の「大先生」たるところではないか、と言うと
”それはとんでもない買いかぶりだ”
なんて言われるような気もしますが・・・。
♪一年生から二年生になるときは
♪制服のスカートを長くして
♪プリーツの数をチョイとふやす
♪私は普通の女学生
当時の女学生のスタイルが描かれていますね。
そうです、当時の「イキ(粋ではない)」なお姉さん方は
スカートの丈を長くしていたのですね。
ズロ~ンと・・・。
今は全く逆。
びっくりするぐらいスカート丈の短いお姉さんがいて目も当てられないこともしばしばでございます。
「女学生」のスタイルと言えば、何年か前には「ルーズソックス」というものが大流行していました。
あれも今から思うと随分妙なファッションスタイルでしたが、流行当時は随分もてはやされていました。
でも私はどうもなじめなくて。
あのズロ~ンとたるんだソックスには、
忠臣蔵の松の廊下の”殿中でござる!”
でお馴染みの、意味もなく裾の長い袴のイメージがかぶります。
「ルーズソックス」はたるんでいて、地面を擦っていることも多いのですね。
そしてその地面を擦っている部分が黒ずんでいることも。
それでソックスを伸ばすと、白と黒のしま模様になっていたり・・・。
もう一つ。
あの「ルーズソックス」には「レッグウオーマー」のイメージとも重複します。
ひと頃大流行だった「エアロビ」の必須アイテム「レッグウオーマー」。
今でも武富士ダンサーズの皆さんは「レッグウオーマー」を身につけているのでしょうか。
その「レッグウオーマー」を身につけていたのが、プロレスラーだった故・ブルーザー・ブロディ。
レッドツェッペリンの「移民の歌」とともに、チェーンを振り回して雄たけびをあげながら入場するのは大変強烈な印象でした。
ですから女学生さんの「ルーズソックス」を見ると、ブロディの「レッグウオーマー」をつい思い出してしまうわけで、大変な違和感をもったのでございます。
つボイノリオさんと言えば、なかなか放送するのがためらわれる、という曲が印象的なのでしょうが、この「女学生」をはじめとして、
何の問題も無く放送できる曲が実はほとんどなのですね。
といっても他の歌手の方に比べたらその「比率」は圧倒的に高いのは事実ですが・・・。
先日記事にしたこの本の第二章 につボイさんが取り上げられていますので、興味のある方はどうぞ。
今日は奉行所のお仕事が、
随分ね、随分ね、
随分、随分、随分ね
ということに加えて、
帰宅途中にいろいろなトラブルがあって
疲れきってぐったりしていました。
そこで気分転換につボイさんの「ジョーズ ヘタ(復刻版)」を聴いていたのですが、お陰さまで気分一新。
キャンディーズや百恵ちゃんの曲を聴いてリフレッシュすることはよくありますが、こういうアルバムを聴くのもなかなか効果的だということを再認識した次第です。
試聴はこちら
でできそうですよ。
9’s Club
、あと6曲。
ただいま投票募集中。
積極かつ大胆にアタックチャーンスして下さいね。
では、バッハッハーイ!
◆学生時代