このブログでは初めての書籍のご紹介になりますね。
※音楽関係の書籍なので、ジャンルのカテゴリーは「音楽」にしています。
あるサイトで紹介されていた本。
「蘇る封印歌謡 いったい歌は誰のものなのか」
石橋晴海 著
三才ブックス 発行
興味を持って、書店をぶらぶらしていたら、
ありました、ありました。
ちょっと手にとって前書を読んでみて。
もうすぐにレジに並んでいました(笑)
コンテンツを少々以下に紹介します。
・第1章 PANTA いまだ闘争は終わらず
・第2章 つボイノリオ 下ネタの先に見据えるもの
・第3章 克美しげる そして歌だけが残った・・・・・・
・第4章 高嶋弘之 3回の封印
第1章から順番に読み進めていきましたが、グイグイと引き込まれていくような内容。
そして第3章を読み終えて「もう終わりか」と油断していたら、
続いていたのは「第4章 高嶋弘之」。
「おまけ」のつもりで読んでいたらこれがまた興味深かったです。
1960年代後半の日本の音楽シーンが高嶋弘之さんを通じてわかりやすくよくまとまっていました。
高嶋弘之さん。
ご存じの方はたくさんいらっしゃるかもしれませんね。
ヴァイオリニスト高嶋ちさ子さんのお父様で、東芝音楽工業(現:EMIミュージック・ジャパン)で辣腕を振るわれた方。
その高嶋さんが世に送り出そうとして様々な事情でお蔵入りになった、3枚のレコードを軸に語られる1960年代後半の音楽シーン。
そのお蔵入りになったレコード。
・「ザ・ベスト・オブ・ザ・ビートルズ」(1966年)
・「真っ赤な太陽 黛ジュン」(1967年)
・「イムジン河 ザ・フォーク・クルセダーズ」(1968年)
黛ジュンさんの「真っ赤な太陽」は1994年にCD発売になったそうですね。
そしてフォークルの「イムジン河」は2002年にCD発売になって話題になったのは記憶に新しいところです。
1960後半の音楽シーンについては興味があったのですが、ほとんど知識を持っていませんでした。
でも、この本の「第4章」を読んでいろいろと知ることができてラッキーでした。
(フォークルの話は以前に聴いて知っていましたが)
1960年代後半の日本の音楽シーンに興味をお持ちの方はご覧いただくといいかも知れませんね。
では、では~