「負犬の唄」と書いて、読みは「まけいぬのブルース」。
「からくり人」の主題歌。
続く「からくり人 血風編」の主題歌にも使われましたね。
1976年発売の曲。
作詞:荒木一郎さん、作曲:平尾昌晃さん。
荒木一郎さんは前作「仕業人」で主題歌 ・挿入歌 を手がけていて、この「からくり人」でも連投となりました。
この「からくり人」は「花乃屋」に身を寄せる「弱き者達」が主人公の物語。
脚本の大半(実質的には全部といって良さそうですが)早坂暁さんが筆をとっていますが、「弱き者達」が身を寄せる「はる屋」を舞台にしている「夢千代日記」も同じ早坂暁さん脚本。
「夢千代日記」で描きたかったことを「からくり人」で先駆けて表現したのではないか、そう思います。
その「弱き者達」が主人公の「からくり人」の主題歌が「負犬の唄」。
ここ数年使われている「負け犬」とはニュアンスが違うようですが、「弱き者達」の悲哀がどこか暖かなまなざしで表現されているようで、作品世界によく合っている曲だと思っています。
特にラスト前の「第12話」は最終回にしてもいいぐらいの印象的なエピソードですが、その中で象徴的に使われている「花いちもんめ」のあるフレーズに、この主題歌の「負犬の唄」というタイトルはシンクロしているかのようです。
前作「仕業人」の挿入歌「西陽のあたる部屋」 でも作品世界によく合っていて、このドラマのファンの方には思い入れの深い曲になっているものと思います。
さすが、荒木一郎さん。
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♪ピョロロロ ピョロロロ ピョロロロ
♪リョンリョンリョーン
というエレキ(?)に続いて、
♪チャララーン ララララーン・・・
という哀愁漂うマンドリン(?)の音色。
そして高らかに鳴るトランペット。
♪パラパー パーパラパー
♪パラパー パラパパー
♪パパー パパーパパパー
ああ、このイントロだけでグッときますね。
そして本編。
川谷拓三さんのちょっとはにかんだ感じの素朴な歌い方。
この素朴さがかえって印象的な曲。
当時「ピラニア軍団」が注目されていましたが、「ピラニア軍団」の一員でもある川谷拓三さんだからこそ、「負犬の唄」を聴く人は「弱き者達」の想いを感じとることができたのでしょうか。
「からくり人」。
「負犬の唄」。
ドラマも歌もいいですね、これは。
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でできるようですよ。
◆シリーズ「仕掛人~仕事人」主題歌/挿入歌