あなたのかなしみは 雪でできている・・・


この季節になるとこの曲を心の中に灯しています。


野口五郎さんの代表曲のひとつ、「針葉樹」。


1976年9月発売の曲。


作詞:麻生香太郎さん、作曲:筒美京兵さん。


売り上げは44万枚を超える大ヒット。


霧 雪の結晶 霧 雪の結晶 霧


冬という季節は命のともし火が消えてしまっているかのようなイメージを持っていたのですが、この曲と出逢って
かなり印象が変わりました。


春の到来を待ち望んでは冷たい木枯しにひたすら耐え、冬の薄れ陽の中でかがいている針葉樹。


生命の力強さは厳しい冬でこそ感じられるのではないか。

そう思うようになりました。


針葉樹のりりしさ、かがやきを持っていたいと思いながらもうかなりの歳月を過ごしていますが、まだまだ、ですね・・・。


霧 雪の結晶 霧 雪の結晶 霧


この曲9月に発売されて、もう9月にヒットしているのですね。


曲の内容を考えるとまだ気が早いようですが。


これはきっと年末の歌謡賞レースを多分に意識していたのではないかと思っています。


12月ぐらいになって各歌謡賞はクライマックスを迎えますが、その頃にこの「針葉樹」の曲が流れるのはいかにも似つかわしいですね。


人気歌手、実力派歌手といわれながら、なかなか歌謡賞の受賞には縁がなかった五郎さん。


でもようやく1975年に「私鉄沿線」 (←こちら)で歌謡賞を受賞して、ご本人もファンの方も溜飲をさげたようですが、翌年のこの「針葉樹」で歌謡賞候補としてノミネートされたときは、もう堂々たるものだったと記憶しています。

いくつかの賞も受賞なさいました。


霧 雪の結晶 霧 雪の結晶 霧


野口五郎さんの曲、好きな曲はたくさんあるのですが、この「針葉樹」はその中でも「かなり」好きな方です。


聴いたり、真似して歌ったりします。

私には難しい曲ですが、一人で楽しんでいる分には
そんなことは気にしない


曲の締めの部分


薄れ陽を仰ぐ針葉樹の
まなざしのように


声を裏返したり戻したりして五郎さんになりきって、

まなざしのように

の「ように」で高い音で歌い上げて締めくくるのが、
もうたまりません


一番の終わりの「ように」は低く締めるのですが、
二番の「ように」では高く締めるのが、
ポイントですね。


ここ、大事なところですよ~メモ


って、私に言われなくてもわかりますね・・・あせる


霧 雪の結晶 霧 雪の結晶 霧


試聴はこちら でできるようですよ。


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冬の訪れ