24日は思いがけず夏空になって久しぶりに青空になりましたが、これも長くは続かないようで、こちらではまだしばらく梅雨明けはしないようです。
気分だけでも真夏を満喫、ということで前回からグループサウンズの曲を取り上げていますが、夏のGSソングといえばこの曲ははずせないですね。
ザ・ワイルドワンズの「想い出の渚」。
作詞:鳥塚繁樹さん、作曲:加瀬邦彦さん。
1966年のデビュー曲でもあるようですね。
Webで調べたら、なんとこの曲の発売は11月。
でもよく歌詞を眺めてみると、過ぎし夏の日を想う歌なのですね。
イメージとしては夏の名残が漂う9月ぐらいがいいのでは、などと余計なお世話を焼いてしますのですが、大ヒットという結果が残っていますから、いつリリースでも良かったのかも。
私がGSに興味を持ったきっかけになったのは、まさにこの曲なのですが、当時歌っていたのは「ザ・ハンダース 」。
それも単なるカバーではなくて、モノマネのメドレー。
テレビでラジオで「ザ・ハンダース」が歌うこの曲が流れてくると、いつも噴出しながら聴いていました。
そうしたら、その少し後ぐらいだったでしょうか、ご本家の「ザ・ワイルドワンズ」が俄にちょっとしたブームになって、よくテレビに出演なさっていました。
当然ながらこの「想い出の渚」も歌っていたのですが、私には「ザ・ハンダース」のコミカルソングが強烈に身に染み付いていましたので、どうしてもこの曲が流れてくると ~例え ご本家さまでも~ 、笑ってしまうのでした。
「ザ・ワイルドワンズ」さん、そしてファンの皆様、お許し下さい。
でも、そのうちこの曲とも、無事に真正面から向かい合うことができるようになりました。
良かった、よかった。
夏の日をほろ苦い想いで振りかえる曲。
少し抑制された曲調で夏を「ほんのり」感じさせてくれる曲。
この「ほんのり」が、はやる気持ちを心地よくくすぐってくれるのかも知れませんね。