こちらでは桜の花は既に散ってしまい、すっかり葉桜になってしまいました。
つい先週頃までは「お花見、お花見」と人々の気もそぞろにしていた桜も今はその周りはひっそりとして落ち着きを取り戻しています。
1976年6月発売の曲。
作詞・作曲:伊勢正三さん。
学校に入学した頃に、音楽好きの先輩が「新入生のために」という名目で、舞台で演奏してくださった曲の一つが、この「ささやかなこの人生」ということでも、想い出深い曲でもあります。
花びらが散った後の桜がとても冷たくされるように
この歌いだしが妙に頭に残るフレーズです。
やさしかった恋人達よ
ふり返るのはやめよう
時の流れを背中で感じて
夕焼けに涙すればいい
この部分は少し前にも、何かのCMで流れていましたね。
ふり返っても元に戻らない人生ならば、悲しいことは涙として流し出してしまって、新しい歩みを踏み出すがいい、ということろでしょうか。
二番がまたいいですね。
誰かを愛したその日には
たとえばちっぽけな絵葉書にも心が動き
愛をなくしたその日には
街角の唄にもふと足を止めたりする
・・・
と書いていると最後まで行ってしまいますので、詩の紹介はこのあたりまで。
アレンジはシングル版のものと、ベストアルバム版のものがあります。
印象的なのは、イントロでギターが
チャカチャーンチャーン、チャーンチャーン...
とかき鳴らされるシングル版のものですね。
好みは人それぞれですので、両方を聴き比べてみてはいかがでしょうか。