フジテレビ系で約一年にわたり放映されていた深夜番組です。


曜日は決まっていましたが、放映は不定期。


かつてはフジテレビのHPに公式サイトがあったのですが、現在は番組終了後、随分時を経ているため、既に削除されている模様です。


私が知る範囲で記事を起こします。


補完すべき情報がありましたら、お知らせいただけると幸甚です。


■この番組との出会い


1996年1月、まだ正月気分の抜けないある日曜の深夜(正確には月曜)、眠れないでいて、ぼぉっとテレビを眺めていたら、何やらレトロな感じのアニメーションが始まって、これまたレトロな感じで「ラテン専科・・・」のアナウンス。


随分昔の芸能ニュースフィルムを視聴している気分。


えっ、なに、なに?


と「ラテン専科」の世界に入りこんでしまったのです。


■オープニングの映像


冒頭のレトロな感じのアニメーションは、かつての「トリスウィスキー」のようなイメージですね。上着は赤のジャケットでした。


動きは、ちょこちょこちょこ、という感じの歩き方でしたね。


このアニメの画はソリマチアキラさんの手のものだそうです。


■パーソナリティ


この番組は、日本におけるラテン音楽の普及に尽力なさっている、パラダイス山元さんがメインパーソナリティーの深夜番組でした。


容貌は、松村邦洋さんを、もう少しダンディーにした感じ...という表現は不適当でしょうか。


名物番組「タモリ倶楽部」にも時々出演されますので、ご存じの方も多いと思われます。


毎年、年始には「今年はラテンの年です」と言うのがお約束になっています。


あのマンボの巨人、ペレス・プラード氏から「あ~っ、うっ!」の掛け声を直伝されたことでも有名です。


余談です。


実は「うっ!」ではなくて「別の言葉」だとペレス・プラード氏は言っているのですが、その言葉は「企業秘密扱い」あせるということにさせていただきます。


この事実を聞いて、山元さんも驚いていました(NHKの番組)。


「アジアで初めてサンタクロースとして公式に認定された人」と説明した方がよくわかるかも知れませんね。


■番組の内容


ラテンダンス教室、ラテン音楽にのった妖艶な女性のパフォーマンス、「ラテンなものを探せ」、ラテン音楽の名盤(珍盤?)の紹介、など様々な観点でラテン音楽に親しんでもらおうという内容でした。


私にはその意図がよく伝わり、その「罠」にまんまとかかってしまったのです。


■月曜日の朝は睡眠不足


毎週楽しみにしていたのですが、放送は不定期で、月に一回程度の放送、という少し変わった番組編成でした。


こんなに楽しい番組が、毎週放送されないことに不満で、放送が不定期なために、見逃さないようにと新聞の番組欄は穴が開くほどチェックしていました。


ビデオに録画しておけばいいのですが、どうしても生でこの番組を見たくて、夜更かししていました。


そのせいで、この番組を観終わった月曜日の朝は睡眠不足で困ったような記憶があります。


いや、待って。


ラテンのテンションで月曜日の朝に突入するので、かえっていい仕事が出来たような記憶もあるような。


今となっては、どんな状態で月曜日の朝を迎えたのかはわかりませんが、それだけこの番組を楽しみにしていた、ということはお分かりいただけるものと、思っています。


■ラテンダンス教室のコーナー


ラテンダンス教室のコーナーは、確か、「わたりとしお」さんというお名前の先生だったと思いますが、アシスタントの女性とペアになって、ラテンダンスを教えて下さいました。


この先生、結構軽いノリの方でしたが、素人には難しいステップを、いとも簡単に行うので、私には全く役に立ちませんでした。


わかりやすく丁寧に教えて下さるのですが、私にはマネが出来ませんでした。


このように、ラテンダンスのステップを踏むことはできませんでしたが、それでも、私は楽しんで見ていました。


第一回目はチャチャチャのダンスでしたね。


他にもパチャンガとか、いろいろありましたが残念ながら忘れてしまっています。


■続きは、別の記事で


この番組に対する、私の思い入れが強いために、ついつい記事が長くなってしまいました。


別の記事 で続きを記しますので、興味をお持ちの方はそちらもご覧下さい。


では、ひとまずご唱和を。


「あ~っ、うっ!」