1976年2月6日の新聞記事、「母と子の視聴室 ママとよい子の名曲百科」を転載します。


ママとあそぼう!ピンポンパン 」に関連した記事です。


===以下、新聞記事===


クラシックの名曲を百二十曲、五組十枚のLPに収めています。

「G線上のアリア」や「セビリアの理髪師」の有名な部分を、いずれも三分以内に編集しました。


安倍圭子のマリンバと東京シンフォニアの演奏はポップス風。


「ピンポンパン」の写真がジャケットにあり、レコードの各面は酒井ゆきえの話で始まります。


試聴版を聴きながら、母と子の会話。


子「写真にカータンがいたけど、声が出てこないよ」。

母「音楽がきれいだから、いいでしょ」。

子「だけど、シンペイちゃん、どうして出てこないのかな」。

母「テレビはテレビ。黙って聴きなさい」。



夜になって夫婦の会話。

夫「全部で一万八千円か」。

妻「子どもは喜んでますよ」。

夫「名曲を聴かせるなんて、親の自己満足じゃないか」。

妻「歌詞のある曲の方が喜ぶけど、こういう音楽も今から...」。

夫「ふーん」。

妻「わたしも楽しいわ。仕事しながら聴くのにちょうどいい」。


(日本コロムビア、CS7001~10、分売もする)


===以上、新聞記事===


母と子、妻と夫の会話がシニカルですね。


ママとあそぼう!ピンポンパン