まず、最初に言っておきます。すみませんが、今回のテーマに興味のない方は読み飛ばして下さい(笑)。それでもっておっしゃる方は適当に読んで下さい…。
去る6月9日に行われた日本商工会議所主催の第134回「日商簿記検定試験」の2級についての私なりに思ったことをここに述べます。
私は幸い第131回の時に受かりましたが、この度の第134回では近年出題されていない稀有な問題が登場しました。そのためか、受験者も悪戦苦闘し、合格率がどんどん下がる傾向にあるのです。(全体的に見ても難易度は高い問題となっていましたが…)
前回の第133回が今回とは逆に、非常に高い合格率で、何と47.6%という受験者のほぼ半分が受かってしまうという嬉しい結果に!
ここ10年近く見ない高い合格率だったのです。
第133回終了時に、「次回の134回は133回が超合格率高かったから、その反動で難しくなるぞ!」っていう予想は誰もができた。
実際そのとうりになっただけの話なのだが…。
とにもかくにも、今回の試験の結果、あまりにトリッキーな問題と難しい論点が問われたことで受験者の多くから悲鳴が上がったのです…。
第1問目の仕訳問題もいきなり冒頭から難問、奇問が登場し、第2問目もパターンどうりの問題が出題されず、あの銀行勘定調整表が10年ぶりぐらいに登場するというまさに変化球問題!
第5問目も固定費調整というまさかの問題が出題され、ほとんどの受験者がまともに問題を解けず、早々撃沈という結果になったのです!
受験者の中には、会場で配れたばかりの問題用紙を見た瞬間いきなり、「もう駄目、終わったわ!」と、諦めた人がたくさんいたご様子。
今現在、全国の平均した合格率は発表されていませんがどうやら、20%を割りそうな気もします。
近年では第124回(H22年.2月)が12.4%という低い合格率でしたが、その数値に近い合格率になるのか気になるところです。
今回の試験の合格率については、地域別で合格発表の早い商工会議所の結果を見ると、例えば大分の商工会議所では合格率はたったの9.8%なのです。
これは、低いねぇ…。
簡単な回の次の回は難しくなるとか、合格率も極端な差が出たりなど、日商の簿記検定試験は一体何をどうしたいのかよくわかりません…(笑)。
かつては第107回の合格率がたったの5.7%で、次の回の第108回は46.9%という、まさに何じゃこりゃという極端な率の差が出たりなど、出題者サイドが合格者数を調整してる気さえします…(笑)。
改めてこの度の第134回は、資格学校の出題予想さえも完全に裏切るという試験で、パターン学習が通じなくなっていました。ただ、今回がこれだけ難しかったので次回第135回は簡単な回か、普通に合格率30%前後の普通の回か分かりませんが、いずれにせよ、今回のような難問ではないと思いますが…。しかし、油断は禁物です。しっかり勉強致しましょう。頑張れ受験生!