普天間基地移設問題にあたっていた沖縄防衛局長の不適切発言に端を発し、国会での一川防衛大臣の「96年の沖縄で起きた事件の詳細は知らない」とする答弁を受け、当閣僚の問責決議案を提出しようとする自民党。
さらに自民党は山岡消費者担当大臣のマルチ商法業社からの献金問題を追及し、これについても会期末の9日に問責を提出しようと躍起になっている。
一川防衛相・山岡消費者相の2閣僚への問責は野党が多数を占める参議院では、特に防衛相については可決する公算が高まっている。
両閣僚をかばう野田総理。すんなり更迭するのは難しいことだろう。両閣僚は小沢グループ所属であるから、党内融和を図る総理の立場は苦しい。
民主党内の内輪だけしか見ていない総理。この難局を乗り切るのは困難だろう。もう、政局ばかりの政治はこりごり。ここは来年、すばやく信を国民に問うのが一番いい。年末もどうやら怪しい動きがチラホラ…