今年の流行語大賞のひとつにあがった「こだまでしょうか」。これは震災時、ACジャパンの流したCMで使われた大正時代末期の童謡詩人・金子みすずの詩のひとつである。先日、筆者は山口県長門市仙崎の金子みすずの生誕の地にある金子みすず記念館なるものを見学してきた。


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記念館の入り口は正直、判りづらかった。どこかと思って探してみれば…


藤吉郎の夢いっぱい
この木造の建物が記念館の入り口なのだ。金子みすずの生家跡に建てられたらしい。今回のこのCMの反響を受けて来館者が多く、平日にしてこの人数。やっぱ、すごい。


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上記はみすずの実弟・上山雅輔の詩が掘られた碑である。上山雅輔は「東京オリンピック」の作詞で有名である。


藤吉郎の夢いっぱい

記念館の中は見るものがかなり多く、興味のある方はかなり楽しめるんじゃないかと思う。はっきり言ってなかなか面白い。みすずの生涯、自筆で書かれた「わたしと小鳥とすずと」、「大漁」などの有名な詩が展示されており、長い時間楽しめる。


みすずの生涯・詩については詳細はここでは述べないが、ウィキぺディアもしくは角川春樹文庫から出版されている「金子みすず童謡集」などで調べていただければと思う。みなさんも機会があったら見学してみてはどうでしょうか?なかなか楽しめますよ。