ガンダムユニコーンDVD第3巻が本日リリースされた。「ラプラスの亡霊」がタイトルであるが、今回アニメの内容としては普通に楽しめたものの、思ってたよりも満足できなかった。


藤吉郎の夢いっぱい

私がすでに小説版(原作本)を読んでしまったせいもあるが、どうしてもOVAに関しては小説版のダイジェスト版に見えてしまう。あの膨大な長編小説をたった1時間程度、また将来的には全6巻だけにまとめてしまうのにはかなり無理があるような気がしてならない。


藤吉郎の夢いっぱい

小説版はキャラとキャラの感情のやり取り、キャラの置かれている状況などが丁寧に詳しく書かれていて存分に楽しめるのに対し、アニメ版OVAは物足りなさを感じてしまう。


今回OVA第3巻はダグサの死やギルボアの死が描かれている。小説版では感動ものの場面なのだが、アニメ版はあっけなく描かれている気がしてならない。ここは尺を伸ばしてでも、じっくり描くべきだったのかも。どちらにしろ、アニメ版は小説版にはかなわない。


藤吉郎の夢いっぱい

本当にガンダムユニコーンを堪能するのであれば、小説版を読むことをお勧めしたい。アニメ版だけでは伝わらない真実があり、感動がある。おそらく次回のOVA第4巻は地球編・マハディガーベイの登場であろう。やはりこの長編はたった6巻のOVAでおさめるべきではない。8巻あたりまで尺を伸ばすべきではなかろうか。…つーか、こんだけ長いんだから、普通はTVシリーズでやるべきなんだけどな…(笑)。