B'zのアルバムもいよいよここまで来たかという感じだ。94年3月にリリースされた2枚組のオリジナルアルバム「THE 7TH BLUES」。ハードロック路線の行き着いた場所である。かつての初期デジタルサウンドと対照的になるアルバムだ。


藤吉郎の多事争論-Image0014.JPG

今回はまずディスク1から紹介していくため、ディスク2は次回に回したいと思う。

【disk1】

まず冒頭から人気曲「LOVE IS DEAD」だ。電話の鳴る音が印象的な導入部。後年、ベストにも収録された。


「おでかけしましょ」はパンチの利いたB’Z色全開の楽曲。やはり人気曲だ。


私個人が好きな楽曲でもある「未成年」。この曲のギター音がたまらなくいいね。楽曲自体のアレンジが渋いのもいい。
面白いのは、この曲の終わりがあの名曲の…!


ミディアムな「闇の雨」に続き、一転明るくポップなナンバー「MY SAD LOVE」。こりゃ、曲冒頭から楽しすぎる。カラオケで歌いまくれる。


「クィーン オブ マドリッド」…この楽曲のサビがいい。(あんたらいつも~)ってさ(笑)。


またもやポップなナンバー「ヒミツなふたり」。いいねぇ!こりゃいい。歌詞が最高。(天井裏にアレを隠しとこっと、今晩~)って(笑)。


インストを挟んだ後、「赤い河」。何だか壮大感すらある。人って何?みたいな哲学的なところにまで踏み込んだ感じがしてならない。確かに人間って宇宙から見たら、ちっぽけな存在なのかも知れない。でも、そのちっぽけな人間も今を懸命に生きているわけよね。


ディスク1最後の曲は「Wild road」。激しいギターの咆哮から始まる。何でこの曲が最後に来たのか疑問だ。来るなら「赤い河」だろうに…。
まぁいいか。


次回はディスク2だ。ディスク2は幕の閉じ方が何と…。