藤吉郎の多事争論-Image0046.JPG

たまにはこういったコーナーもやらないとね。堅苦しい政治経済や社会の話ばかりじゃ面白くないから、サブカルチャーな話もするとしようかな。



キン肉マンのキャラクターを毎回ピックアップして、ワタクシ独自の視点で語りまくる、斬りまくるこのコーナー。暇があったら読んでチョ。まず第1回目は「ウォーズマン」だ。




強豪超人ウォーズマン。初代キン肉マンでの扱い方はちょっと酷い。あれだけ超人五輪でスグルを苦しめたのに、それ以降はまるでかませ犬扱いになってしまっている。まるで二世でいうチェックメイトのようだ。




七人の悪魔超人編では、バッファローマンといい戦いをして敗北したものの、黄金マスク編ではプラネットマンの人面疽にされて瀕死の重症を負い、体を悪魔騎士に乗っ取られるわ、復活したのちもアシュラマンに喧嘩をふっかけて、いきなり阿修羅バスターをかけられるわで、散々な始末。




続いてタッグ編ではネプにマスクを狩られて死亡し、決勝では亡霊超人に変わり果ててしまい、ネプのマグネットパワーで溶かされてしまう。




その後やっとドクターボンベの手助けもあって超人墓場を脱出する。そしてマンリキを倒してようやく、咬ませ犬状態から脱却し久々の晴れ舞台へ。しかし…!



王位争奪戦決勝大会に出場するため特訓に励むも、マンモスの奇襲にあってマスクを狩られて撃沈。また咬ませ犬状態へと戻ってしまう。何で?ゆでさん!



決勝の中の決勝、スグル対フェニックス戦では多くの正義超人軍団とともに大阪城に向かうが、素顔を晒したまま走っているウォーズマンが見える。



こんなわけで初代キン肉マンでの扱い方の酷さはウルフマンやジェロニモと変わらないかも。その反動もあってか、二世ではかなり活躍の場を与えられている。



二世においてウォーズマンは、ケビンのセコンドとしてクロエという超人に変装し、復活五輪に参加している。圧倒的な差で予選を突破した。あのキングキャッスルをケビンとともに倒したシーンはすごい。



五輪後は現在連載中の二世タッグ編で再び活躍の場を与えられ、あの憎っくきマンモスを手塩にかけて育てあげ、「ヘルズベアーズ」と称して大会に参加している。



初代キン肉マンとキン肉マン二世でのウォーズマンの扱い方にはこれほどの違いがあるのだ。ちなみに…。



初代キン肉マン連載終了の後年、ゆでたまご作品「スクラップ三太夫」でも、ゲストキャラクターとしてウォーズマンが登場している。だが二世の世界では、歳をくわない超人として設定されているはずのウォーズマンは、その作品の中では、歳をとって疲れはてた感のある超人として描かれている。



ウォーズマン。確かに人気のある超人だ。その扱い方が初代キン肉マンと二世という作品の間でこうも違うのだ。ゆでたまご氏もかなり反省して、二世では活躍の場を広げてやったのであろう。



アニメにおいては声優の堀秀行氏がウォーズマンの声を担当し、日本コロンビア発売のウォーズマンのテーマソングの間奏にもその声が収められているから、今でも聴くことが可能だ。


その間奏にある台詞にはウォーズマンの過去が語られており、近年発表されたウォーズマン誕生秘話のネタ元にもなっている。



とにもかくにも、これからもウォーズマンにもっと活躍の場を与えてほしいものである。だって歳はとらないのだから。ゆでさん頼むよ。


最後にガキの頃の思い出であるが、ウォーズマンの頭部はスーパーマリオの敵キャラ「メット」に似ていると当時散々いわれていた記憶があるけど、やっぱ似ているよね(笑)?そうでしょ?