この夏行われる参議院選挙を予定して、選挙区・比例など、次々と候補者を発表する与党・民主党。候補者にタレントやスポーツ選手が目立つ。タレント候補ばかりに出馬を乞う政党を見て、もはや政策も理念もない、ただの選挙利用、集票利用をやっているとしか考えられない。
確かに参議院は元々、いろんな職業からの出馬があることで、度々話題になるが、さすがに今回ばかりは度が過ぎるのではないかと、誰もがそう思うはずだろう。
タレントやスポーツ選手など有名人の力を利用して票を集める。ただの人気投票だ。出馬するタレント候補自身が政治や経済に詳しいかといえばそうではない。どれもこれもが、スポーツ振興だの、スポーツを通じて云々だの、何をしたいのか訳の分からないことをほざく。こんなタレント議員ばかりを増やして何になるんだろう。憲法や法律に無知な連中を国会に送ってどうするのか。
民主党だけでなく、自民党やその他の少数政党もタレント候補を擁立しているが、どの顔を見ても…。
国民も決して馬鹿ではないはず。こういうタレント候補擁立に飛び付くほど愚かではなかろう。
もはや、こんな見え見えな策を弄する政党に、国民が騙される時代ではないことを各党は肝に銘ずるべきである。