毎週日曜日にフジテレビ系列にて「ドラゴンボール改」なる番組が放映されている。これはどうやら原作コミックの内容に合わせて構成され、前回のドラゴンボールZにあった原作にはないオリジナルストーリーを削除しているわけだ。
確かにそのぶん展開は早いのだろう。しかしだ。私にはただの再放送にしか思えない。フジテレビや東映からすれば、番組のアフレコをもう一度取り直しただけで新たに何かを書き起こしたわけでもなく、製作予算もたいしてかかってないはずだ。朝の東映アニメ枠を埋めるにはもってこいの人気アニメだから、そこそこ視聴率も取れるし、関連玩具商品も売れるだろう。
 企業がどこも不況の中で、新たに何かを製作するよりは、番組をこういう形にして構成してしまえば、結果安上がりである。やはり、ここで改めて思うのが「ドラゴンボール」という漫画アニメの絶大なる人気だ。番組内容が再放送チックな構成だろうが何だろうが、先にも述べたように玩具などの売り上げが存在する以上、いずれにしろ少なからず影響は出ているのである。恐るべしドラゴンボール人気。ただ、いくら不況だからといってこんな番組ばかりをこれからも製作し続けてよいのだろうか。