発表が近づいてきましたね。そろそろ、司法試験の解説類を読みたくなくなってきたので、民事系の
予想はあっさりと行きます。
今回も正解筋の開示を含むので本年度受験生の方はご注意ください。
あとで、解説と答案を読み返せたら加筆するかもしれません。
民法
設問1 一応
瑕疵担保の損害賠償請求権を自働債権とした相殺のみを検討しました。未払い部分については、検討していないので一応の水準にとどまると思います。まあ、設問1だし、後も押していたの仕方ないかな。
設問1 (1) 一応
和解の相対効、相続の条文という基本部分は抑えました。
(2)(3) 一応
結論の妥当性にはあまり配慮できてないです。
解除条件でも和解は無効なはずなのですが、錯誤の問題にしてまったのはどう評価されるのかわかりませんが、問題自体が難しいので、そんなに沈まないと予想しています。
設問3 一応
最低限のことは書けていると思います。
時間が余れば、平成6年判決の射程にも触れたかったのですが、時間切れでした。時間を余らせることができていないのは実力ですね。
ひどいミスはないのと思うので、50点前後だと思います。45~55程度の幅を予想します。
商法
設問1 一応~良好
不存在の部分は、それなりにできていると思います。
法律関係の部分が、できませんでした。
設問2 一応
Eが代表取締役でないこと、908条、多額の借財は書きました。
354条の議論を落としたのは痛いですが、908条は書いたのでそこまでダメージはないと思っています。
内部的意志決定を欠く取引についての相手方の悪意有過失の検討で、93条但し書きを上げ忘れました。
地味に減点されそうです。
全体としてみれば、最低限のことはかけたので、平均はついていると思います。
設問3 一応
本件土地、Eの任務懈怠は、最低限書きました。
Eを取締役にするミスをしていますが、このミスは結構みんなやっているのと、別に書くべき内容自体が変わるわけではないので、そんなに大きな減点はないんじゃないかな。
事実上の取締役と、権利義務取締役を書けなかったのは、痛いミスです。
もっとも、会社法の難易度を考えれば、本件土地とEの任務懈怠くらいでも一応に達していると思っています。
かなりミスはしていますが、みんなが書くことは最低限書いていると思うので、平均は超えていると思います。
こちらも50点を予想します。幅としては、45~55程度だと思います。
民訴
設問1 不良から一応
最初から半ページにわたり、余事記載をしてしまったようです。印象が悪くなりそうです。
しかも、表見法理を訴訟行為自体に適用できるかの議論を展開してしまいました。訴訟行為ということばを和解に置き換えればよかったいいだけなのに、何たるミス。
誘導にはすべて乗ったんですが、すべての誘導で答えることを間違えるという、逆の意味で難しい答案を書きました。
問題の所在自体はとらえているので、加点してもらえる可能性もありますが、まったく点をもらえない恐れもあります。
設問2 良好
問題の所在はとらえた思います。しかし、訴訟物外に広げる理由づけとして、「互譲の一方法」であることは指摘していません。ここで、どれだけ減点されるのかですね。
設問3 一応の水準
期待可能性の理論のみの展開です。法律構成2個書く必要があったのかもしれないのですが、一個のみです。良好には行くことはないでしょう。
配点の大きい設問1のミスが、非常にいたいです。平均を割る可能がかなりありますが、設問2以降は最低限書けているので、全体として一応の水準にとどまると思っています。平均より少し下の43位を予想します。
40~47くらいの幅ですかね。