以下、本年度司法試験の憲法の正解筋等の検討を含みます。本年度司法試験受験の方は、発表前なので見ないほうがいいかもしれません。辰巳の宍戸解説を下敷きにしました。






















憲法は、どう採点されるかもわからないので、予想はたぶん当たらないです。

全体として、大きな枠組みは、外してないと思うのですが、規制要件ごとに検討できなかったのが非常に痛く、点数も伸びないと思います。規制要件ごとに詳細な検討をできた人には及ばないですが、それでも判例の枠組みや、本件事案の特殊性にある程度踏み込めてはいるので、ひどい点数は付かないのではないか(…と期待しています。)
 大枠を外してないので、最低限平均(44点)くらいは何とか守れているのではないかと、期待しつつ願っているところです。
 そこで、予想としては、42~52くらいで、47点くらいのイメージです。
 
 憲法は、正直もうやりたくないのですが、もしまた勉強することになったら、制約の目的の必要性と関連性を、具体的に考えられるように勉強しきたいと思います。




以下検討


憲法

 ・職業選択の自由か、営業の自由か
 →原告で申し訳程度に触れました。

 ・薬事法判例の理解
 →最低限、示せたのではないか。薬事法での争点に沿って検討しました。

 ・隠れた目的
 →原告で申し訳程度ですが、言及しました。

 ・積極目的・消極目的
 →長谷部説とかは書いてないです。小売市場判例を出して、本件の目的がどちらに当たるのかを検討しました。ここを厚く書くくらいだったら、あてはめを充実させるべきでした。

 ・規制要件ごとの検討
→全くできていないです。
そもそも、自動車要件を全く書かなかったので、きついです。
規制要件ごとに分けて、局地戦を戦わせることが大事らしいのですが、あまりできないです。日ごろの勉強で、目的と手段の関連性と手段の必要性を考える勉強をもっと徹底するべきでした。あてはめの部分に大きな点数があることはわかっていたはずなのに、私見のあてはめ部分が薄くなってしまいました。規制手段の検討は、制約の重大性の箇所である程度厚く書いたのですが、この部分の記述をあてはめのところに持ってくれば、もっと答案の見栄えはよくなった気がします。