さてさて、合格発表がおよそ一月後に迫ってまいりました。
今日の記事は合格発表についてのものです。
2回目受験以降の方は、司法試験の不合格を思い出して、心的外傷ストレス傷害を再発する恐れがあるので、合格発表のことなど考えたくないという方は、そっとページから立ち去ることをおすすめいたします(^-^)/
本年度受験生は、読まない方がいいかもしれません。
(この物語は、ノンフィクションです。実在の人物とは一切の関係がないわけではなく、実際の人物の話かもしれません)
さて、僕は、もうすでに2回合格発表を経験していて、どちらも法務省前祝田橋の掲示板で残念な結果を迎えています。
発表の日は毎年尋常じゃない緊張に襲われるのですが、
1回目の発表は割とあっさり迎えることができます。
「あ、番号ないやん・・・来年か・・・・」
「ま、一回目だし仕方ない、明日から頑張ろう」
といったかんじです。
凹むけど、何とか生きていられるレベルです。
これが、2回目になるとどうなるか・・・
(掲示板を見て)
「(な、ない)・・・・・・・・・」
「・・・・!?」(何が起こったか理解できない。何も感じない.。あれ、意外と平気かも!?)
「・・・・」(意外と平気だ、やったー)
「・・・・」
数分すると、尋常じゃない精神的ダメージが来ます。模試C判定だったくせに。
ボキボキボキヴォキヴォキィィッイイツ
(↑ 心が砕ける音 )
「ぐぇぇぇぇ・・・・・・・・」
ふと我に帰ると、僕がいったような遅めの時間に掲示板に見に来ているのは、
ほとんど、ホームページであらかじめチェックしていて、
合格を確認している人です。。。。
というわけで、その時点で周囲にいる人の大半がめちゃくちゃ楽しそうにしている人ばかりだと
いうことに気が付いて愕然とします。
さらに、ビラ配りの人も、とりあえず合格した人のためのビラを渡してきます。
(あれ、ここ俺がいちゃいけない場所やん・・・・・)
そこで、その場には居ても立っても居られないくなって、とりあえずその場を離れます。
そして、頭の中を整理するために、なぜか法務省の周りを一周します。
なぜ一周するのかはよくわかりません。
で、法務省の周りを歩いているうちに、なぜか、なんかの間違えかも!?と思いはじめます。
そこで、もう一回番号を見に行くミッションを敢行するわけです。
そんで、やっぱり番号はないわけです。。
そこで、2回目の
ボキボキボキヴォキヴォキィィッイイツ
(↑ 心が砕ける音 )
「ぐぇぇぇぇ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
というわけで瀕死の精神的ダメージを負うことになります。
深い傷を負った時点で、さらなる試練が降りかかります。
法務省から家に帰らなければなりません。
へたり込みたい気分なのに。
でも帰らないといけないわけで、何とか親に電話して結果を伝えて(←これがまたつらい)、
家に帰るわけです。
帰るときは、もう廃人状態です。
人生には、いろいろつらいことがあります。
失恋、大切な人の死、病気、、、その他たくさんつらいことはあるでしょう。
自分としては、母親が死んでしまったことがこれまで人生で、一番つらい出来事でしたが、
2回目の不合格は、そこまで行かないにしろ、それに近いレベルでした。
不合格は不合格でも、大学受験浪人、初回の司法試験不合格の比じゃないです。
ロースクール、専業受験の間、投下している時間、気力、費用、機会の量が半端ないからだと思います。
なまじ受かる可能性が出てくると精神的ダメージはすさまじいものになります。
そんなすさまじい、ダメージを与えるかもしれない、合格発表という魔物が、
一か月後にやってきます。
しかも、3回目は2回目以上のダメージを与えてくるかもしれない。
もう、その日で受かって受験生活から解放されるかもしれないからいいじゃんとかそんな生ぬるい話じゃありません。
仮に駄目だとしたら、受かったことがないからどれくらい合格がうれしいのかわからないですが、
法務省の掲示板で確認して受かった喜びを噛みしめるという行動から得られる喜びの数千倍のメンタルダメージを負うに違いありません。
去年は、某ブロガーさんに気軽に掲示板に見に行ったらいいんじゃないかとかおすすめしていました。
(そのブロガーさんは見事合格されました、よかった)
そんな僕ですが、今年は、
法務省には行きません
発表当日、どう過ごすかは、目下検討中です。
(なお、この記事は合格した後の良い思い出になる予定です。たぶん)