感想の最後は刑訴です。




実は、一番悔いが残る科目です。




実力が出しきれなかったと思います。




始まる前はトイレに行ったのに、試験始まるとすぐにまたトイレに行きたくなりました。




最後の科目ということで、気が抜けていたのかもしれません。




あるいは、調子の波の下が来たのか。大筋は外していないのが何よりの救いですが、細部の検討が甘々になってしまいました。特に条文の適示ができていないのがヤバいです。




問題文をざっと読むと、ありがちな宿泊を伴う取り調べの問題です。




まずは、実質逮捕とグリーンマンションの論証を張り付けることにします。




取り調べ①は、1段階目適法、2段階目も適法で迷いはありません。




問題は、取り調べ②です。




違法の結論はすぐ決まったのですが、1段目で違法にするか、二段目で違法にするか、かなり迷いました。



自分の感覚的には、前日の宿泊はどう考えても実質逮捕に至っている。



でも、答案戦略的には二段目で違法にしたほうがいい気もする。



結構迷っていたら、構成段階で時間を食ってしまいました。



取り調べ③も、見たときヤバいと思いました。



起訴後取り調べの問題であることはわかったのですが、



こんなのでねぇと決めつけていて、適当に勉強して部分があったからです。



起訴後取り調べが当事者主義の観点から謙抑的に行われるべきという知識はあったのですが、



それが何条問題なのか、知識が抜けてました。



そこで、もうあっさり済ませることにしました。



設問3は、訴因変更ですが、当初は要否も書こうと思っていました。



ただ、書きだす段階では、裁判所の心証がなし、



ことさらに公判前整理段階であることを強調していたので、



要否を書かせない趣旨と理解して、書かないことにしました。



実際に書き始めると、事実の適示と評価にいつも以上に時間がかかってしまいました。



取り調べ②は、取り調べ①の段階で、時間を食っていたので、自分を信じて、実質逮捕により




違法という構成をとりました。




最後25分で、取り調べ③と設問②を書いてちょうど終了しました。




刑訴については、もう少しやれたかなと思っています。




刑訴が原因で落ちていないことを祈るばかりです。