今日は、辰巳で平成25年の短答を解いてきました。






結果は、


公法 71(憲33 行38)


民事113(民63 商22 民訴28)


刑事77(刑40 刑訴37)


の合計261でした。


昨年の本試験と、ほぼ同じでした。公法は、点数も、行政法の得点割合もほぼ同じでした。


また、今回間違えた問題の半分以上は、本試験でも間違えた問題だったので、間違えた問題が


弱点ということになります。重点的に復習したいと思います。






さて、本試験短答は、次の年の論文本試験の予告という機能があると言われています。


過去にも、動産譲渡登記特例法、住民訴訟、因果関係など論文での予告がなされていたと見れる論点も多いです。



また、平成24年の短答には、これ見よがしに、クロロホルムをメインテーマした問題とかもありました。


これは、試験委員様がやさしさのつもりで、予告をしてくれているのかもしれません






今日解いていて、来年危ないと思った分野を記録しておこうと思います。






①社債、株式等の振り替えに関する法律(民事系第40問)




かなり、細かめの特別法ですが、株式譲渡の対抗要件や効力発生要件は、今年の本試験でもとわれているので、怪しいです。


試験委員様が、この分野をみんなができてないことをしりつつ、あえて出しているということは、平成22年の住民訴訟のようなサプライズのの再来に・・・(略)


加えて、株式買取請求絡みの判例が、振替株式に関するものなので、組織再編と組み合わせて、出てくるかもしれません。



②最判平成23年6月7日(公法系第24問)


不利益処分に関して理由付記の瑕疵が処分の取り消し事由を構成しうることを示した判例


③最判平成24年2月8日(公法系第34問)


卒業式起立斉唱事件(でしたっけ!?)。差止訴訟の重大な損害要件と、無名抗告訴訟・実質的当事者訴訟の許否等。






この二つは、いわずとしれた行政法の近年の最重要判例です。H24年で、最新判例の論理を詳しく聞いてきているところからすればかなり怪しいです。


これと、病院の保険診療の判例も、短答で掘り下げた出題がされていましたが、さすがに処分性3年連続はありますかね。。。ないとはいえないから怖いですが。




④強制採尿に必要な令状・採尿場所への連行の当否と、X線検査(刑事系25問)




言わずとしれた、刑訴の近年の最重要判例で、どちらもなぜかでてないので、この二つのうちのどちらかはでるのではないでしょうか。




⑤類似事実による立証(刑事系第35問)


近年、重要判例が複数出てますね。あと、一度司法試験でも出てるので、そろそろ再出題にはいい感じな時期です。




以上の分野については、書き負けないように深めに勉強しておきたいです。