最近、刑法の答案の添削で、



複数の採点者の方や、ローの先生から、



争点を読み切れなくて、メリハリが悪いと書かれています。



例えば、共謀共同正犯成立するが明らかなのに、グダグダ長く書いたり、



不成立になる犯罪について、必要以上に長めの記述をしていたりする。



逆にメイン論点をきわめてあっさり書いていたりもする。



出題者が聞きたい記述の重要度を読み取ったうえで、



メリハリをつけて記述することができてない。



刑法は、配点割合も明示されていないし、設問も分かれていないので、



どこにどれだけの分量を書くかの裁量が受験生にゆだねられている。



ほかの科目は、設問ごとに配点があって、各分量はそれに従って書けば問題がない。



一方刑法は、分量の傾斜のかけ方自体のセンスも、実質的には評価の対象になっている。

(この辺は、採点実感にも書かれている)



正直、論点に気が付いたあとで、出題者が想定する論点ごとの重要度が



うまく読み切れていないです。



書き終わった直後は、バランスよく書いたつもりでも、



解説の配点事項を見て、自分の重みづけ判断がずれていることに気が付く。



自他ともに認めるバランスの悪さ。



何がメインで、何がサブなのかを見抜けてない。



この辺をうまく補正していかないと、



いくら各分量が、増えようが、論点に気が付く力がつこうが、点数は伸びようがない。



争点を見抜くセンスを磨いていくようにしなければ。



バランスよくかき分けるのうまい人に聞いてみようかな。