以下自分の記録用なので、読んでもしょうがない。が、記録を公開するのがブログの趣旨なので一応、UPするぜ。


今日で、敗因分析は一区切り。


年内の残り2ヶ月半で民事系の力をどこまで伸ばせるか。出来る限りのことはする。





落ちた理由(原因の重要度順)








①問いに答えてない




すべての科目に共通して、問いに答えるという姿勢が欠如していた。本試験は答案練習と違って、問いに答えるのが難しいつくりになっている。従って、意識的に訓練し、問いに答えるようにする必要がある。




(例、行政「H22の射程」、


   民法「法律上の意義を述べよ」、


   会社「決議の当否」


   民訴「二段の推定」「処分証書の意義を明らかにして」


   刑訴「判決内容」


   のスルー。)




対策 ⅰ設問や誘導を項目化してしまう。


    ⅱ過去問、出題趣旨、ヒアリングをよく読んで、期待されている答案の内容を知る


    ⅲ問いを理解するだけの基本的知識をつける。








②未知の問題に対する対応




基本的な条文の趣旨から無難な法律論を構築することが、司法試験の現場では、ほかの人以上にできなかった。これは、設問自体のから点をとるためにも必要だし、ほかの問題を解くための平常心を保つためにも不可欠な能力だ(会社で利益相反を落とした遠因でもある)。




(例、憲法支出分けてない


   会社設問1


   破産法 第二問設問1


   民法設問2


   民訴設問1


   で混乱し、ほかの人以上に失敗)






※今年①、②の能力がもう少し備わっていれば、知識水準が同じでも、+40点くらいはみこめるから、合格できたことになる。




対策 ⅰ答案練習をするときに、意識。


    ⅱ書き直しをするときに、処理方法を固めておく。


    ⅲ思考の基礎となる基本的知識の拡充




③基本的知識の欠乏


これは、努力するしかないが、百選の押さえが甘かったいう点もある。また、直前期に民事系について、判例や基本論点を拘束で見返す仕組みができていなかったことも原因だろう。




(例、憲法 89条落とし


   会社 利益相反、推定規定、忠実義務落とし、


   刑訴 令状の時的限界落とし


   破産 清算価値保障原則落とし)




※注目するべきは、これらを全部書いても、30点くらいしか加点がなく、合格ぎりぎりのところまで行くにすぎないということだ。そして、仮に運よく合格できても、下位合格にしかならない。①、②の要素が決定的に大事だということだ。もっとも、①、②の基礎には③基本的知識の裏づけが必要だから、不可欠な要素ではある。






対策 ⅰ百選を中心に基本的知識をつける。


    ⅱ択一においても論文を意識して勉強する。




④民事系のスコアが低すぎる。




年明けの民事系の勉強時間が低下したことと、直前期に退た






⑤法律論の巧拙、表現力、条文解釈


合格するだけなら、①、②、③を揃えるだけで、合格できるだろう。もっとも、論点導出の局面とかで、条文をしっかり解釈して、三段論法を守っていかないと、点は伸びないだろう。




(例 破産 民事再生法45条類推のところをふわりと直接適用ぽく書いた


   民訴 53条の制限解釈が上手く表現できなかった)


→その他、行政法では、趣旨から解釈する問題が頻出なので、点を伸ばすためにこの力は必須だろう。




対策 ⅰ答案書くときにや、書き直しのときに、条文、趣旨を意識して勉強する。






⑥直前の勉強内容


今年は直前期択一が、勉強の6割。択一の量が多かった。しかも、民事系を中心に短時間に回転する仕組みが不十分だった。




対策:年内に択一の基礎を固めていく。過去問をしっかりまわす。年末の時点で、ある程度のスコアに到達する必要がある。


短時間で回転するために、百選の余白にポイントまとめる。公法系、民事については趣旨規範本を活用




⑦答案戦略


これに失敗して失点した箇所は、民法の設問3のみ。むしろ、今年はこれに時間を使いすぎた。






このほか、潜在的している敗因として。


ⅰ伝聞が余りできない(今年でなくて助かった)。


ⅱ人権が出題された場合に大きく崩れないか不安





年内推定勉強時間




月230h、週55h計算 ≒ 570h ←できたら、週60時間を超えることを目標に勉強する。


※8で割ると一科目70時間ちょい。






年内にやる内容


基本方針 


・じっくり、基礎的な論文力を付ける。


・民事系の力をつけるために、半分以上の勉強時間を民、商、民訴、倒産に当てる。


・商法については、まとめノートを作る。


・毎週少しでも全科目に触れる。


・民事系、刑事系は百選つぶしを最優先にする。




・択一は、とにかく民事系で安定した高得点が取れるように押し上げる。












倒産法 合計75h


①ロースクール倒産法の解き直し 40h強(14ユニット×3h強)


②判例インデックスつぶし      20h  やったことない事案を中心に。 




③スタ論                 15h


※迷走中




憲法 合計50h


①急所ゼミ                45h(9問×5h強)


②判例(「基本判例読み直す」に乗っているものを最優先) 


※憲法はゼミとその復習だけ。




行政法 合計45h (※論文対策は年明けに掛ける)


①択一(約150問)  15h


②判例ノート    ?30h







民法 合計127h


①判例百選ⅠⅡ事案判例つぶし 50h




②旧司法試験ゼミ          30h


③択一民法過去問(約250問)   25h


④過去問H18、19、20      12h


※趣旨規範本の論点すらすら処理できるようにするのが目標


⑤スタ論                10h





商法★★★(最優先) 合計127h


①事例演習教材のまとめノートを作る(最優先課題)。        60h(1部15U×4h)


②百選(事案 判旨)                             30h


③択一過去問(約150問)                          15h


④論文過去問H18、19,20                       12h


⑤スタ論                                    10h


 


民訴  合計約90h 


①百選(解説まで読む) ★                          30h




②旧司法試験(平成分事例のみ)+解析民訴該当箇所 +α     20h 


  (弁論主義既判力→控訴→複雑訴訟) いけるところまで   


③択一過去問(約150問)                          15h


④論文過去問H18、19、20                       12h


⑤スタ論                                    10h


・・・重点講義既判力・・、断腸の思いでカット。




★たくさん時間が確保できるなら、旧司法試験平成をやりきってしまう。






刑法 合計80h


①前田250の事案判旨をつぶす ★               50h(1時間5個の計算、もっとかかるかも。)                


②事例研究 クロロホルム、因果関係は書き直す。   5h


②論文過去問H18、19、20(過去問答練) 15h解いて軽く復習


③スタ論                      10h(2回 復習込み)




刑事訴訟法 合計75h


①百選 30h ★


②古江答案構成のみ 15h( 1問30分時間で計算)




③論文過去問 H18、19、20     20h(書き直し込み)


④スタ論                   10h(2回 復習こみ)




その他 


年末択一模試及び直し 15h


     


合計580時間強 もっとできるようなら、民訴をやる。










※年明けに回すもの


①過去問 H21、22、23、24の再検討(過去問答練)


②事例研究行政法の説き直し 全22問  


③事例研究刑法の書き直し 


④憲法判例択一用の細かいもの 


⑤択一 過去問


憲法、刑法、刑事訴訟法


⑥倒産法の過去問 40h(それとも年内に回すべきか?)


⑦民訴 旧司法試験


⑧条文の素読




進捗度を考えて再検討する。