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6.7キロのトイプードルと中学生の息子2名、40代夫婦一家5人で東京に住んでいます。コロナ前までは栄養士として働いていました。手軽なレシピ、生活に役立つ情報、受験などを投稿しています。大人からスタートしたバレエ歴気が付けば18年なのにドへたくそ。

 

 

 

 

先日、農林水産省の「フェアプライスプロジェクトという取り組みの一環で千葉県加茂牧場にいってきましたラブラブ会場にはなかやまきんに君も!!

 

 

うちの子たちは、動物大好きなのでとても楽しみにしておりました。

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まずは、農林水産省の方と、加茂牧場の牧場主様から、

「フェアプライスプロジェクト」の行われる背景、そしてどのような取り組みかのご説明いただきました。

 

 

 

 

でね、突然ですが、

皆様に問題です!

 

食料自給率ってあるじゃないですか。

●●の自給率は25%←この●●は何だと思いますか?

 

 

 

この●●こそが、今回、生産者さんに打撃をあたえている理由でもあるんです。

 

 

 

この●●がなにか、とても考えさせられましたガーン

 

 

 

 

  フェアプライスプロジェクトとは?

 

国際情勢の影響で、食品の原材料や生産資材、エネルギー価格が高騰し、さらに円安の進行で、様々な食品の生産・流通コストが上昇し、農林水産業・食品産業は深刻な影響を受けており、そのため、適正な価格形成の必要性について広く理解・共感を求めるプロジェクト。

 

 

生産者さんの利益が出ないというお話は、以前から聞いたことはあるのですが、今までどの程度利益がでないのか、というのは恥ずかしながら考えたことはありませんでした。今回の企画に参加することで、具体的にこれだけ飼料の影響をうけるものなのだ、と実感しました。

 

そして今回。

ウクライナの情勢等の影響をうけ、飼料価格がとんでもなく高くなり、

ほぼ倍ですよね!?

 

 

 

 

 

それでも、牛乳の小売価格が変わらず。

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自給率が下がると、かりに戦争が起きたり、輸入先の国の異常気象などによる不作が起きた場合など、食べるものが無くなってしまうので飼料も含めて自給率が低いことは心配ですあせる

 

 

 

 

  牛さんを育てるには、お金がとてもかかる。

 

まず、上記の●●=飼料で、自給率がたったの25%なのだそうです。

そして、原料価格の高騰、原油高、急速な円安の進展、ウクライナ情勢等により、様々な物価が上昇する中で、家畜の餌である輸入トウモロコシ価格もかなり高騰しているのです。

 

 

 

 

 

 

コスト上昇分を販売価格に反映できないと、畜産農家さんの負担が増加し、経営が厳しくなり、離農される方が急速に増えています。

 

 

 

 

まずこちら。飼料のトウモロコシ。牛は1日に30キロぐらい食べるので、消費量も多く、年間では相当な費用になるそうです。

 

 

今までニュースなどで、トウモロコシの価格高騰って流れても、先物取引やインデックス等、やっていないので関係ないと思っていたのですが、畜産物全般の飼料なので、自分に思いっきり関係していました。気が付かずぼけーっとニュースをみていましたあせる

 

 

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そして、トウモロコシだけではなく、自給率を上げるために、様々な取り組みがあるそうです。

 

 

例えば、こちらはお米の稲で作った飼料。日本のコメ作りででた、使わない部分だそうです。こういったものも飼料にまぜて利用することで、コストダウンし、エコにも。

 

 

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そして、こちらは、とても良い香りがしました。

みりん粕なんですって!みりん工場の廃棄物だそうです。ってみりん粕ってこぼれ梅のことですよね?私子供のころ、食べたことあります。ほんのり甘くておいしくて、「お菓子」の位置づけだった記憶が、、、。

牧場でみたものは乾燥しておりましたが、おそらく甘くておいしいのではないかと?

こういうヘルシーな廃材を使って工夫しているそうです。

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そしてこちらが、もやしから作ったそうです。

もやしに残渣なんてある?って感じですが、もやしって、袋詰めになっていますよね?

袋詰め工場に袋にはいらなかったり規格外のもやしなどを、脱水して、このようなカスにしているそうです。

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こちらは飼料米。原料は玄米だそうです。

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これらを、牧草と混ぜ、飼料として給餌しているそうです。

農家さんそれぞれ独自の配合レシピがあり、それにより栄養価が変化し、
給餌するレシピ次第で乳牛の乳量が増えるなどがあるそうです!

 

 

 

 

さて、そんなスペシャルなオリジナルレシピの飼料をもって、

牛さんのところへハート

 

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バケツをもった我々の姿をみると、牛さんたち大喜びラブラブ

元気いっぱいにたべていました。

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そして、↑の牛さんは、まだ出産経験のない、ミルクの出ない1歳未満の牛さんたち。

 

 

乳牛(出産経験のある牛)は牛舎の中にいます。

牛は暑さに弱く、このように牛舎の上にたくさんの巨大扇風機が設置されています。

うち2頭に1つ扇風機を設置しているのだそうです。

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さらに、牛の餌は乾燥しているので、飲み水を大量に必要とするそうです。

さらに、1日に20~40キロのふん、そして6~12リットルのおしっこ。

 

 

 

 

 

扇風機の電気代、それらの管理に人件費もかかりますし、育てるのにとてもお金がかかっている様子がよくわかりました。

 

 

牛がいることで、みりんや、しょうゆ工場などの廃材を食べて、牛肉、牛乳、バター、チーズ、アイス、ヨーグルトなどの乳製品にしてくれるだけではなく、たい肥を作って、農作物を作るのにも役立ち、その農産物がまた牛の飼料になるという耕畜連携という取り組みも進められているそうです。

 

 

▼牛糞から作ったたい肥

 

 

この先離農が増え続けると、日本の食生活にとって必要不可欠な牛がさらに減り、そしてさらに自給率がへり、国交が途絶えるような何かが起きたとき、打つ手が無くなってしまいそうで、、、。

 

 

自分にできることは、今のところ、国産品の価格高騰を受け入れることと、国産品を買う事ぐらいしかできませんが、日本の農業、畜産業、水産業がなくならないように、出来るだけ食べて応援したいと思いました。

 

 

イベントの最後にかいた絵日記です。

息子の書いた絵が、サイコパスのようで心配になりました(+o+)

 

 

 

私は生まれたての赤ちゃん牛にミルクをあげている時の様子を書きました。

とても印象的でした。

 

 

生後3か月なのだそうです。人間ならまだ新生児ですよね。

 

 

 

この子は、とても人懐こくて、べろべろと、私の持ち物をなめていました。

あまりにかわいくて、息子「飼いたい!」と言い出し。

※耳標(耳につける黄色いタグ)がついていないので、生まれたばかりの子牛」だそうです。耳標は1週間以内につける必要があるそう。
 
 
 

加茂牧場さんには約80頭の牝牛さんがいて、毎日ミルクを生産しているのですが

ミルクがでるということは、赤ちゃんを産んだお母さん牛ってことですよね。

赤ちゃん牛もたくさんいました

 

乳しぼり体験などは観光牧場で経験があるのですが、生後3か月の赤ちゃん牛に、ミルクをあげるのは今回が初めて!

 

 

 

 

今回、息子たちも参加して、飼料、飼育環境に創意工夫がされていることを学びました。

そして、避けて通れない世界的な価格高騰の影響を受けてしまう事。

 

 

社会の情勢と自分たちの生活というものが切ってはなせないこと、そんなことを若いうちから学ぶ、小学生、中学生の子供たちが、大きくなったときに、世の中はもっとよいものになっていると期待したいですハート

 

 

 

 

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