すっかり肌寒くなりましたね

少し風邪気味です。。

 

最近、中学生年代、高校生年代の

東京のトップレベルの試合をいくつか見てきました。

高円宮杯の決勝何試合かと、選手権の予選です。

 

選手たちのプレーは、鍛錬されていて、素晴らしかったです。

上手いなぁ。戦えてるなぁと心底関心しました。

勉強にもなりました。

コーチをさせてもらっているチームのOBもいたりして

楽しかったし、本当にすげーと思いました。

 

その上であえて、何か足りないところを言うとすると...

何となく、「楽しんでる?」って思ってしまう部分は、

なくはなかった。

どちらかといえば、選手たち、優等生すぎるかなぁ。

統制されすぎてるのか

 

そんなモヤモヤも言語化できずにいた先週、

コーチ仲間からのお誘いで、面白い場に親子で参加。

 

週末夜のフットサル場、行ってみれば

大人が半分以上でしたが、J下部や、J下部ジュニアユースに内定している

上手な6年生、高学年が集うカオスなフットサル。

 

私は省エネモードでフィクソ的に後ろで配球に従事しながら

時々、スイッチを入れることに専念。いい汗かきました。

 

一方、親バカで恐縮ですが、晩熟息子は中学に上がっての

半年、少しは成長したようで自由にやりたいことをやっていました。

ゆったりしたり、スピードあげたり、変化をつけながら

好きなようにボールを前進させていました。

ツワモノ6年生と比べても、身長は息子の方が小さかったんですが

本人めちゃ楽しめていました。

 

そんな楽しかった時間の後で、

先日、中学年代、高校年代のトップの試合で、すげーと感じた反面

何となくモヤモヤした感じが残っていた自分は、ふと気づきました

 

サッカーにおける<第三の場所>ってすごく大事 !

「第三の場所」は、職場でも、家庭でもない場所を

さして、社会学の分野で研究されてきましたが

サッカーでもあるよねって思いました。

 

例えば
所属チームが第1の場所

小学生なら、選手によってはスクールが第2の場所であります。

 

ならば、監督も、スクールのコーチもいない

戦術もテーマもない、まさに自由な環境は、第3の場所!

いっさいのプレー、判断、自己表現が自由。

これってストリートサッカー??

 

今は、良い指導者が増え、チームが増え、スクールも山ほど。

今のことどもは、随分と恵まれています。

そしてこれは良いことだと思います。

 

でも、チームもスクールも、指導者付き。

テーマ付き。戦術付き。外野の勝敗のプレッシャー付き。

(これも絶対的に必要だと思います。否定ではありません!!!)

 

贅沢ですが、さらに欲をかけば、という話ですが

第3の場所があったら、さらに良いですよね。

 

よくよく思えば、公園で毎日3時間は、がっつりサッカー

してきた(第3の場所しかなかったとも言えます)僕からしたら、

今の子供達は大人から求められるプレーを再現するっていうのが強めの

環境なんやないかって思いました。

(今、息子がお世話になっているチームは、自由そのもの

 なので、そういうチームもいくつかはあると思いますが!)

 

うーん

いわゆるストリート的な環境は、減ってるのではないかと。

当たり前ですが、そんなことをしみじみと感じました。

 

中学、高校、大学とだんだん選手は淘汰され

上のレベルでは求められないから、サッカーから離れてしまう

っていうケースも多いように思います。

 

私なんかは、そのくちで。

サッカー馬鹿で、強いチームでなければ、サッカーする意味ない

くらいに偏っていたんです。大したことないくせに。

本当に狭い考え方でした。

 

だからかもしれませんが、第三の場所をたくさん作って、

ただサッカーをするのが楽しいから、ボール蹴るっていう若者、

大人が増えたらいいんじゃないかと。

スケーターやサーファーみたいに、サッカーしたらいいんですよね。

自分自身でいるためにプレーする、という感覚でしょうか

動機が純粋な感じです

また、公式戦でも、チームの中で自分の色が出せる選手が

増えたら最高ですよね。

 

日本にサッカーを根付かせていくには、そんな土壌が必要ではないか。

偏差値的なのとは違うモノサシが、サッカーにも何種類もできないと!

 

そして、そういう自由な場を作り、広げたいなぁと思いました。

場所がないのではなくて、時間がないのかな、両方かな

 

引き続き、考えていきたいですなぁ

 

ではまた