日本に戻り、やっと落ち着いて来ましたので

ブログ更新です!

 

題記のテーマは、一番の関心ごと。

 

父親として長男(現在U13)をサポートする中で

考えてきたものでして、少し、自らの頭を整理する

意味で、チャレンジ的に今回記してみたいと思います。

 

(またこのテーマは、敬愛するブロガー方々の記事を読み

 多くを学ばせていただいてきた特別なテーマでも

 あります。いつもありがとうございます。)

 

さて。まず、最初に有名な経営書から、「そうだよな」と

共感した内容を紹介させてください。

 

その本は「ビジョナリーカンパニー」。

読んでおられる方も多いですね。

 

概要は別の機会に譲りますが、突き抜けている企業の

特性をあぶり出すような、この本の中で共感したことは

いくつもありますが、晩熟サッカー少年の育成面でも

重なる考え方があるように感じました。

 

それは、AかBかのどちらか(OR)ではなくて

AもBも両方追求する(AND)という考え方、姿勢を

ビジョナリーカンパニーがとっているということです。

利益か理念かではなく、どっちも追求ですね。

これが刺さりました。

 

翻って、晩熟サッカー少年の育成を考えてみたいと

思います。

 

成長期が後から来る晩熟少年は、小学校高学年から

ジュニアユース年代では、フィジカルコンタクトや

スピードの面で苦戦必至。

サッカーが楽しくなくなっちゃうんじゃないかって

危機を迎えることが多いです。

 

この1個目の危機を乗り越えるためには、「楽しさ」確保が大事。

・ドリブルなどのアシモトの圧倒的技術をつけるとか

・状況を観る力を養い、あたられないポジショニングを

 取れるようにする、外して受けるオフザボールの技術を

 高める。ファーストタッチも次を考えて選べる。

・そこからサッカー脳を鍛え、コーチングまでできるように

 する

 

といった、身体のサイズに関係ない部分を磨いて、確固たる

強みをつくり、サッカーを楽しめるようにすることが

晩熟サッカー少年の生きる道と私と長男は考えてきました。

 

彼はイニエスタ、シャビやダビド・シルバが大好きです。

私もそういった、小さいけど賢くてテクニカルな選手が大好き。

 

うちの長男は、ズバ抜けているわけではないですが、

大別すると、そういうことを本人も志向して

育ってきており、今も身長140cm程度ですが、

ジュニアユースでもサッカーを楽しめています。

 

ただ、上記の強みづくりも大きな落とし穴がありました。

5年生の終わり頃でしょうか

綺麗なプレーばかりを志向し始めた。これは要注意です。

球際の戦いに消極的になるとか、早熟系の選手に

ボールの奪い合いを委ねるようでは、厳しい。。

得意なプレーをすることだけを欲していたように

見えました。

 

強みをつくり、楽しむことに集中してきたからこそ

結構、陥りがちだと思うんです。

 

無意識に、自分の得意なプレーを出したいと

考えるあまり、体を張ったプレーが出ない。

得意分野限定で戦おうとするというか、

苦手を避けて、生きていこうとするというか

なんともとてもまずい状況に感じました・・・

 

そこで、やっと「A or B」から「A and B」への考え方

シフトです!

強みを磨くだけではなく、かつ苦手を克服することに

どうしても取り組まないと先には進めない。

戦えないやつは、いらないですね。

逆説的なんですが、長男には

「苦手を頑張ると、得意が生きるんだよ」

それがサッカーの不思議なんだよ、とか、全能感を

全身から発散しながら、6年生の頃、話しました。

 

イニエスタandパクチソンです。

両方です(笑)。まあイニエスタもフィジカルコンタクト の

技術は高いと思いますが、華麗な部分ばかりフォーカスされていて

フィジカルコンタクト の部分とかハードワークの部分は

語られないので、ものの例えとしてそういう表現をしています。

とにかく、両方と!

 

フィジカルコンタクトは、単なる力比べじゃない。

技術です。興味を持ってコツを掴み、言語化しないとですね。

まだ、彼は、今はそこを模索しているところです。

スピードの差も、技術と努力で克服できるはず・・・と信じています。

 

こうして、強みづくりだけじゃなく、苦手に向き合っていくのが、

晩熟サッカー少年の育成の重要ポイントと今の私は考えています。

苦手意識の克服。

 

また気づきが増えたり、考え方が、変化していくかもしれません。

その時、またアップデートさせていただきます!

 

それではまた