膝関節の痛み ケース | しだ接骨院のブログ

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症例を一つ。

 

40代女性。

週2回、ママさんソフトボールに行かれています。

 

その方は、キャッチャーをやられていて、

しゃがんでいる姿勢から、

急に立ち上がったりすることが多いポジションです。

 

週末の練習をいつも通りに行い

帰宅した後、

急激に膝裏が痛くなり

膝が伸びなくなってしまいました。

 

歩くのも痛く、

安静時痛もある状態で、

びっこを引きながら来院されました。

 

診察の結果、

痛んでいるのは膝裏の筋肉の腱だったのですが、

痛みが強く、

半月板の簡易検査も行いましたが、擬陽性でした。

 

とにかく、腱の炎症を抑えなくてはいけないことを説明し、

その日はアイシングや超音波を行い、

腱につながる筋肉を緩め、

その筋肉の付着部のストレッチングなどを

行いました。

 

半月板損傷も一部はあるかもしれない。

大会もあるし、腱だけだといいな…

と願いながら、

その週は毎日通院してもらいました。

 

始めの2日は

ほぼ痛みは変わらず。

 

3日目、やや痛みが低下してきたとのこと。

腱の炎症が落ち着いてきたため、

今後は炎症を再発させない程度に

腱の付着部を緩めたり、

腱自体を緩めたり。

 

5日目、膝裏の痛みはほぼ消失。

ただ、膝が伸びない感じで、

痛みはないが違和感があると。

 

膝裏の腱の損傷の場合、

膝関節が伸び切らない状態になることは多く、

腱の損傷が回復してきた後のほうが

実はその違和感を感じやすくなります。

 

腱が大分回復してきたのですが、

そのような違和感を抱えたままだと、

今度は違うところに負担がかかり、

痛みが出現してしまいます。

 

腱の損傷が強いときは

軽く膝は曲げていたほうが

負担が少なかったりするので、

無理に膝を伸展させたりはしませんが

痛みも消失したことですし、

今回から膝の伸展を促す治療も加えて

行っていきました。

 

7日後、膝の違和感はややありましたが、

腱の痛みは完全に消失したため、

無理のない範囲での運動を

再開することができました。

 

運動後も痛みは再発せず、

10日後には違和感も完全に消失。

膝の伸展もきれいに行えているため

治療終了となりました。

 

とても経過の良好なケースです。

 

同じ部位の損傷でも、

その程度や、

その方の状態によって、

治療速度はかなり異なります。

 

どれくらいで治りますか?

 

よくそう聞かれます。

教科書通りの治癒期間ではなく、

その状態を見極めて、

その方の治癒期間の目安をお伝えしていますが、

なかなかその通りにいかないことが実情です。

 

すみません。

日々精進ですね。

 

 

今日で3月も終わるというのに、

とても寒いです。

ケガなども増えています。

 

運動前後のケアを念入りに行っていきましょう!!

 

 

しだ接骨院。