エスパルスにとって3試合勝ちなしで迎える静岡ダービー。ダービーは内容よりも勝利だと思っているが、なかなか勝ちきれない状況にいつも以上に勝利が求められる一戦であった。ちなみにチケット完売のスタジアムに足を運ぶことができず、ラジオとテキスト速報で祈りながら我慢。


●試合の展開

序盤はダービーらしく目まぐるしい展開。カウンターの上手さではリーグでも上位に位置するエスパルスとジュビロらしく素早い攻撃の応酬でダービーを盛り上げた。互いの攻撃力を警戒しながら、先手を取ったのはエスパルス。日曜の横浜FC戦でことごとく決定機を潰したチョ・ジェジンが岡崎の折り返しを落ち着いてゴール。ラジオ実況によるとジュビロの守備がかなり緩かった模様。とはいえ、4月にはあれほど遠かったゴールネットが揺れた事に満員のエスパルスサポーターも大歓声を上げた。


その後PKで1点返された後はしばし膠着状態に。ジュビロは鈴木秀人が、エスパルスは青山がそれぞれフェルナンジーニョと太田をしっかりとストップし簡単に攻撃をさせない。しかしそこはホーム、満員のスタジアムに後押しされるエスパルスがチョ・ジェジンの見事なボレーを見せる。エスパルスは久々の1試合2得点、得意の前半に再び先手を取る。


絶対に負けられない一戦でリードを奪い返すという最高の形で前半を終えたのだが、エスパルスのいいところを書けるのもここまでであった。後半は完全に守りのエスパルス、攻めのジュビロの構図になりなんとシュート0本。試合終了間際には大ピンチも迎え、勝ちきったというよりはなんとか逃げ切ったと言う方が正しい勝利となった。


●大きな課題が・・・

なかなか勝てない中での混乱かもしれないが、後半まったく攻められないというのは大問題である。それも監督が絶対守りに入るなとハーフタイムで告げている。次節はガンバ戦だが、後半の45分間をそのままガンバに渡したら結果は惨憺たるものになるだろう。思えば川崎戦から今日まで後半はひどいゲームばかり。後半のゲームメイクはかなり大きな課題になりそうだ。


とは言ったものの、今日ばかりは勝利が第一でありそれを達成したことが評価できる日である。波に乗れないチームにとって勝つことこそが最大の良薬。週末の大一番に向けて弾みのつく勝利を祝いたいと思う。