ブラジルW杯のグループリーグ組み合わせが決まった時、
 「あー、アルジェリアとあたりたかったなあ……」
 と思った人は相当数いたと思う。いや、筆者もそう思った。(失礼!)

 丁寧に選手を吟味した時、個々においても、チームワークにおいても、負ける要素が少なかったからだ。
 しかし結果は逆転。日本代表はグループリーグで勝ちを挙げられずに敗退。アルジェリア代表はグループリーグを突破し、決勝トーナメント1回戦では大会優勝したドイツ代表を最後の最後まで苦しめた。

 その時のアルジェリア代表の指揮官こそが、現日本代表監督ハリルホジッチである。



 フォーメーションは以下の通り。

    川又
 武藤 清武 永井
  山口 長谷部
藤春     酒井宏
  槙野 吉田
    権田

 普段、サッカーを観ない人からすると、本田や香川がいない斬新な布陣と受け取られるかもしれないが、こういう風に色分けをするとどうだろう。

    川又
 武藤 清武 永井
  山口 長谷部
藤春     酒井宏
  槙野 吉田
    権田
(赤字はロンドン五輪代表メンバー)

 もし、ハリルホジッチ氏がここまで考えてこの布陣を敷き、サポーターやメディアにファーストインパクトを与え、かつコンビネーションのリスク管理もしているとすれば、やはり只者ではない。



 試合はチュニジアの寄せがとても早く、親善試合にしては渋い展開。攻守の切り替えも早く、なかなか裏を取れる状況が作れない。
 テレビではスピードのある選手がスタメンに選ばれている、との解説だったが、個人的にはフィジカルやヘディング対人勝率(データが監督に渡っているかどうかは不知)などを重視しているではないかという印象だった。



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