1. 広島大学医学部(アジア大学ランキング第44位)の場合、テストノー勉全員合格の伝統
名門国立大の若きヒポクラテスたちに不名誉な歴史が残された。今年1月、広島大医学部の2年生が受けた「神経解剖学」のテストで、合格したのは126人中6人だけとなり、追試でも120人全員が不合格となる事態が起きた。追試を受けたとみられる人物がインターネット上でツイッターに《本試はみんなノー勉で行き、追試は本試と同じ問題っていうのが伝統だった》などと投稿したことから、「広大の悪しき伝統」と試験形態に非難が殺到する騒ぎに。また、教員の中傷など配慮を欠いた投稿が相次いだことから学生はネットマナーの指導を受ける結果にもなった。結局、このテストで不合格だった学生を含む11人が3年生に進級できず、大学関係者は「学生にはいい薬になったかもしれない」と、人の命を預かる医師への道の厳しさを指摘している。

■「全員不合格!」の赤字

 広島大医学部の担当者によると、神経解剖学の本試験が行われたのは1月11日で、2年生全126人がテストを受けた。

 広大では神経解剖学に加え、「組織学」「解剖学実習」など5科目の成績を総合的に評価して「人体構造学」の単位を決める。

 1つでも単位を落とせば留年となる医学部生にとって、当然おろそかにできないテストだが、120人がパスできなかった。その上、20日間の猶予があったにもかかわらず、31日の追試でも全員が不合格となった。

 担当教員は掲示板に「これまでの学生生活を大いに反省し、各自の責任において対処されたし」と反省を促す文章を添え、赤字で「全員不合格!」と張り出した。

 「120人が留年か」と不安になった学生から大学側には問い合わせが相次ぎ、大学側は対応策として4コマの補講と小テストを実施し、落第か否かの判断を行った。結果として2年生は11人が留年となったが、大学側は「全員が人体構造学の単位を落とした学生ではない。留年した人数も、今回が突出して多いわけでもない」と説明する。

■ツイッターで拡散

 120人の追試不合格が明らかになった直後の2月上旬、この問題はネット上で話題となった。

 全員不合格の理由として「例年、本試験と追試験は同じような出題内容だったが、今年は異なった問題が出たから」などとする書き込みが物議を醸したからだ。

 ツイッターには学生からとみられるつぶやきが相次いで投稿された。

 《本試はみんなノー勉で行き、追試は本試と同じ問題っていうのが伝統だったんじゃけど、今年は違う問題が出た》

 《本試の解答用紙に追試も問題同じだから勉強しないって書いた人が居たらしく試験問題が変更されました。笑》

 《本試の解答用紙で○○(担当教員のニックネーム)煽(あお)ったのだれや笑笑》

 これらの投稿に対し、「広大の悪しき伝統」「国立大医学部でこれか」「勉強しろ」「こんな考えの奴らが医療の道に進むとか恐ろしい」など、広大の教育姿勢と学生のあり方の双方に批判が集まった。

 しかし、広大の担当者は「以前は本試と追試で同じような問題を出すことはあったと聞いているが、近年では見直している」と反論する。

 今回の試験で問われた神経解剖学は、数え切れないほどある人体の器官の特徴を問われるもので、範囲が非常に広い学問分野。「似たような内容が本試と追試で出ることはあっても、まったく同じ問題を出すような甘い試験は行わない」と強調する。

 医学部の4年生に課され、合格しなければ臨床実習に進めない共用試験(CBT)や医師国家試験をクリアするためには、膨大な知識量を求められるからだという。

 また、出題を担当した教員が神経解剖学のテストを作問するのは今年が初めてで、「悪しき伝統」は存在しようがないとも説明した。

■ネットマナーにも課題

 大学側は、大量の追試不合格者が出たことだけではなく、学生が投稿したとみられるツイッターでの不適切な文言や写真が相次いだ点も問題視している。

 ツイッターにアップされた追試不合格を伝える担当教員の文章を撮影した写真は、教員名が隠されておらず、別の投稿では教員の肩書や業績を中傷、揶揄(やゆ)するような言葉がつづられたものも多かった。

 このため、大学側は「本学の学生による投稿かは特定できない部分がある」としながらも、ツイッターやフェイスブック(FB)といったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の使用法を改めて学生に(隠蔽方法の)指導した。

 大学によると、指導を受けた学生からは「あそこまでの反響があるとは思わなかった」という声も上がったといい、広大の関係者は「不適切な言葉が掲載され、教員の張り紙もツイッターに載せていいものか判断が付かなかったのか」と肩を落とす。

 大学側は大量の追試不合格者が出たことについて「留年した人数は例年と変わらなくても、今回は正常だとは思っていない。今後、工夫して教育にあたりたい」としている。ある広大医学部OBは「追試で不合格となった学生が単純に不勉強だったとはいえないし、膨大で複雑な分野から出題されるテストにパスすることは簡単ではない」と語り、そして後輩たちをこう叱咤(しった)した。

 「しかし、人命を預かる医師となる可能性が高い以上、強い使命感をもって勉強しなければいけない。いい人生勉強になったのでは」
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/140426/lif14042621000018-n1.html


2.群馬大(アジア大学ランキング第位)事故調査委 やり直し

群馬大学医学部附属病院で、腹くう鏡手術を受けた患者8人が手術後に死亡した問題で、9回開かれた事故調査委員会のうち8回は、医療安全の専門家など4人の学外の委員が参加しないまま開かれていたことが分かりました。病院内のミーティングを、あとから事故調査委員会と名前を変えて報告したケースもあり、専門家は、「公平性があるように見せかけたと批判されてもしかたがない。調査をやり直すべきだ」と話しています。
前橋市にある群馬大学医学部附属病院では、去年6月までの4年間に、腹くう鏡の手術を受けた患者8人が手術後に死亡し、病院は、学内の委員7人と、学外の委員5人で構成する事故調査委員会を9回開いて調査結果をまとめたと今月3日発表しました。
ところが、NHKが取材したところ、9回の事故調査委員会のうち8回は、メンバーのうち学内の委員か学外委員の大学の顧問弁護士が参加したもので、医療安全の専門家などの4人の学外の委員は、参加していませんでした。さらに、当初病院内のミーティングとして開いた会合を、あとから事故調査委員会と名前を変え、報告書で発表していたケースもありました。
これについて病院側は、「中間報告の段になって名称を変えた」と認めたうえで、「実質的に事故調査委員会なので問題ないと考える」と話しています。
「医療情報の公開・開示を求める市民の会」の代表の勝村久司さんは、「
遺族は、外部の委員が加わった調査委員会だから公平性が担保された信頼できる調査だと受け止める。内部の会議を調査委員会だと発表するのは、公平性があるように見せかけたと批判されてもしかたがない。病院は調査をやり直すべきだ」と指摘しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150320/k10010022611000.html
腹腔鏡下肝切除術事故調査委員会委員 - 群馬大学医学部附属 ...
hospital.med.gunma-u.ac.jp/wp-content/uploads/2015/.../iin_meibo.pdf

腹腔鏡下肝切除術事故調査委員会中間報告書 - 群馬大学 ...

hospital.med.gunma-u.ac.jp/.../fukukuukyou_tyuukan_houkokusyo..pdf