刑務所など法務省の矯正施設で働いていた医師4人が2007~12年度に有給で認められる研修と称して勤務を外れながら、実際には研修には行かずに計約3881万円の給与を不正に受け取っていたことが会計検査院の調べでわかった。
検査院は一昨年、昨年の検査でも同様の指摘をしており、法務省に対して管理体制の検討を求める方針だ。
刑務所などに配置される医師の身分は国家公務員の法務技官となる。医師は医療技術を向上させるために施設長の許可を受けた上で、大学病院などへ研修に行くことが認められ、研修時間も勤務時間に算入される。
ところが、検査院が医師の研修状況を調べたところ、府中刑務所と奈良少年院、仙台少年鑑別所、大阪少年鑑別所にそれぞれ勤めていた医師計4人が、施設側には研修と申告していたが、実際には研修を受けていなかった。4人が虚偽の申告をしていた時間は計1万1129時間で、検査院はこの時間分の給与などは不正受給だと判断した。
