no-title | Someone is sobbing...

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君は飛べるはずだった
灰色の滑らかな羽
長い爪は雲を裂くために
細い身体は風に乗るために
長い髪は絡めるため
飛べない者を吊るすために
光を失くした眼は
自分を映すために
その奇妙ないでたちは
誰も傷つけたりはしなかった

石が勝手にぶつかってきたの
弾丸が勝手に飛び込んできたの
彼らは望んでいなかった
赤いのは私じゃない
可哀相なあなたの子供

奇妙な形の
汚いものが
そこに落ちている
奇妙ないでたちだったけど
誰も傷つけたりしなかった
君は飛べるはずだったのに
飛べなくしたのは誰かしら

可哀相なのは誰かしら