札幌でのメカニック修行中に社長が富士スピードウェイへ連れて行ってくれました。先輩と3人でグラチャンのレース観戦です。日頃一所懸命に仕事したご褒美でした。憧れの中嶋悟さんの顔をグリッドで見ることも出来て、今まで見たこともないスピードでストレートを駆け抜けるマシンを間近で見て興奮しました。スーパーシルエットと言ったかなシルビア、スカイライン、ブルーバードのド派手なマシンとBMWM1の対決は凄かったなぁ~、北海道へ帰ってからも頭から離れません。レースの仕事をしてみたい、なんて思っちゃいまして就職を探すも見つかるはずもなく、取り敢えず静岡県で働こうと20歳で決め日産のデーラーへ就職しました。
会社には寮があり最低限の荷物を送り、自分はヤマハXT250(バイク)で浜松市まで行くことにしました。苫小牧からフェリーで東京晴海埠頭で下船、確か夕方だったと思いますが雨に当たり体が冷えて横浜で宿に入りました。翌朝は晴れておりバイクで静岡県を目指します。今のようにスマホもナビも無い時代です。地図を見ながら道路標識を見ながら国道1号線を走ります。ここで田舎者丸出し(笑)。高速に乗れば楽なものを高速を走る習慣がない、国道をひた走るも川の橋を渡るのに料金所あるし、これは大変なところに来たもんだ、、、やば~って感じでした。
無事に配属先の浜松市に到着しましたが右も左も分からないし困っているとデーラーの看板を発見し飛び込む。会社の皆にバイクで来た事を驚かれながらも寮の場所を教えてもらい無事入寮しました。3月末なのに桜が咲いていて驚きました。だって北海道ではゴールデンウイークに桜を見てましたからね。
ホット一息ついたのも束の間、これからの挫折にゴングが鳴るのでした。