姉IIはどうか。「こな父」(略すと流行るかもしれない)を欠かさず読んでいるよという、こわいもの見たさ、またはダークヒーロー好きな皆さんは、すでに気づいているかもしれない。そう、実はこの章と前章「姉IIの反乱」は平行して起きているのだ。おいおい、こんな重要なことは、姉IIの家出に関係していたはずだぞ。後出し、すんなよ、と叱られるかもしれない。ごもっともだ。ただ理由がある。

 

ひとつは、ただでさえドタバタした展開なのに、もうひとつの側面を加えるなんて、素人が描き切れるわけないじゃん。我が家の事情は、あまりにも複雑・怪奇なのだ。

 

もうひとつは、姉IIのツッパリ化、それに続く家出・独立だが、家族が広島への移住することと関連しているとは、僕にはどうしても思えないからだ。例えば、代官山ちかくのマンションを買って、そのまま東京に住み続けたとしても、あのタイミングで彼女の外観は変化していき、あの秋に彼女は家を出たと思う。父の強烈な個性で抑制されて育った姉IIは、賢いがゆえ、自由に行動することを抑えることが出来なかった。父に反抗できなければ、あとは出ていく以外なかったのだろう。

 

逆に、父が引っ越しを決断した理由のひとつに、姉IIがあったのではないかと思うことがある。非行がエスカレートする娘を東京から遠ざければ、状況が好転するのではと考えなかったか。いや、それも違う気がする。姉IIが家出した後、広島行きをあきらめる素振りもなかったしなあ。

 

短く言うと、広島の○○団地の土地を買ってからも、姉IIの夜露死苦(ヨロシク)化は進み、家の建設が始まる前には、出て行ってしまった。姉IIも、広島には移住しなかったのだ。

 

さてさて。姉ふたりは、広島に行かない。この強引に決定された計画はすでに崩壊しているのか。それとも、まだまだ問題が出てくるとでも言うのだろうか。

 

(不定期に) つづく 

 

(このようなことを踏まえて、「姉IIの反乱」を再度読んでいただくと、違った発見があるかもしれませんぞ。)

 

9つのエピソード! お楽しみいただければ、嬉しいです。

 

1.    お葬式(プロローグ) (1-7)

2.    ブログを始めるにあたって

3.    カミシマ君の誕生日会 (1-9)

4.    昭和のカラーテレビ、わが家に普及せず (1-8)

5.    家族と、いただきます (1-8)

6.    年間行事したり、しなかったり (1-11)

7.    ソバオ、家族から離れる (1-22)

8.    父の遺伝子、覚醒か? (1-12)

9.    姉IIの反乱 (1-11)