「トイチ」と「ハイチ」 | そば雅 (そば打ち職人)

そば雅 (そば打ち職人)

長野へ出掛けた帰り道に檜の麺棒を購入したのがキッカケで蕎麦打ちに挑戦しましたが実に難しく、美味しい手打ち蕎麦を極めようと独学で研鑽。
今では蕎麦の奥深さに魅了され、少しでもこの思いを広めたい、と思っています。

「トイチ」 トと一を合わせると上の字になり、「ハイチ」  ハと | を合わせると下の字になりますね。

 

つまり、トイチは上客、ハイチは下客という意味になります。

 

上客は足繁く通ってくれる常連客で、時には他の客を連れて来てくれる大事なお客。

 

下客は殆ど来ないのに常連客気取りで、茹で方・その日のつゆ・蕎麦の固軟・出すのが遅い、等々にクレームをつけたりする横柄なお客。

 

その区別を調理場で客に分からないように交わす言葉(隠語)ですが、元々は古い時代に呉服屋で発生した言葉だそうです。 

 

「あの人が来てくれた後に客が沢山入る」 「あの人の来ない日は暇だ」とは飲食の世界ではよく耳にします。

 

そういう上客を「うちの福の神」ともいいますね。

 

 

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