徳川幕府が直轄地の代官を通じて、全国の領民に直接下した政令で、時代は第三代将軍・徳川家光。
寛永19年(1642)~20年(1643)にかけて、麺類(蕎麦・うどん・素麺)とお菓子類(饅頭・南蛮菓子)の売買禁止令を出しましたが、他にも煙草の作付けや身売りの禁止・酒造統制も発令しました。
飢饉の真っ只中であり、民百姓に贅沢を覚えさせない、というのが理由でした。
決して贅沢ではない庶民の食べ物や生活にまで介入し、独善的で一方的な政令を強制発布するという上意下達(じょういかたつ)は、現代ではとても考えられませんね。
江戸の四大飢饉 (寛永・亨保・天明・天保)
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