身近な食器 (丼) | そば雅 (そば打ち職人)

そば雅 (そば打ち職人)

長野へ出掛けた帰り道に檜の麺棒を購入したのがキッカケで蕎麦打ちに挑戦しましたが実に難しく、美味しい手打ち蕎麦を極めようと独学で研鑽。
今では蕎麦の奥深さに魅了され、少しでもこの思いを広めたい、と思っています。

今や身近な食器である丼。

元来、丼物というのは下品な食べ物の代表格でした。

江戸の昔、時間も金もない庶民が短時間に食べられるよう考案されました。

従って、身分のある人はどんなに美味しかろうが丼で食べなかったそうです。

どうしても、という時には服装を変えたり身分を隠して食べたとか。

「武家はもり蕎麦・町民はかけ蕎麦・種物は旦那衆」という言葉もありました。

上流階級の行儀作法とはかけ離れていたからこそ、生まれた食べ物・食べ方だったわけですね。

 

 

今でも「箸でかき込む姿は下品」との思いや食べづらい、という理由でスプーンや蓮華をつかう姿も見かけます。

 

-丼が多数登場する場面-

・十返舎一九・・・・木曽道中膝栗毛/越前屋の店先の挿絵に

・長谷川雪旦・・・・吉原の図/富士を背景にした挿絵に

・歌川国郷・・・・・・江戸名所図絵/深大寺蕎麦の挿絵に

 

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