「掌/たなごころ」は、やゝ古い表現なので馴染みが薄いかもしれませんが、手のひらのことで、漢字にすると「掌」になります。
寺社などの「合掌」にみるように、優しく・美しい素敵な日本の言葉ですね。
その掌という言葉は「蕎麦の打ち方」という数多い本にも頻繁に出てきます。
(水回し作業の後半・延し・麺棒使い)等の場面です。
蕎麦が打てない娘は嫁に行けない、と昔から言われた地方は沢山あった、と記事に書いたことがあります。
女性は蕎麦打ちに適しているとも。
女性の(力加減・掌の大きさ・几帳面さ・掌の温度)等によるのでしょう。
(湿気・熱・静電気)が発散されていることから「掌は心を持った人格」ともいわれることがあります。
同条件(室温・湿度・蕎麦粉・加水量)で並んで蕎麦打ちをしても、人によって微妙に出来上がりや味が違うのは不思議ですね。
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