あるお店で蕎麦打ち職人さんが2㎏の蕎麦打ちをしているのを、ガラス越しで見ていました。
蕎麦切りの段階で「なるほど!!」と思った技。
麺体を切り進み最後近くになると駒板の後が浮いてしまうので、切るのが難しくなってしまいます。
そのため残りを捨ててしまう人も。
本業なら次の木鉢作業に入れるのですが、勿体ないことです。
-解決策として-
※駒板の上で押さえている左三本の指を移動する(右利きの場合)
※駒板そのものに上下のガイドをつけ、麺体と平行に動かす
※飛び出た駒板の下に麺体と同じ厚さの小さい板を挟み込む
※駒板の後を押さえて手打ち麺台につけてしまう 等々
今回見ていて驚いたのは、駒板をもう一枚使うやり方です。
切り進んで浮くようになったら、もう一枚駒板を取り出して裏表をひっくり返し裏を上にして駒板の枕を末尾に置き、麺体の端に打ち粉を多めに振って繋ぐ状態に。
麺体も殆ど動かず、これで水平のまま最後まで切れます。
試してみましたが、目から鱗で納得の技でした。
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